【78】 ドラクエから学ぶ成功の方法-転職編・後編-

こんにちは、ディーターです。

今回は、ドラクエから学ぶ転職編の後編ということで、
転職がどれほど大きな可能性を秘めているか、そして転職しないで収入を増やすことがどれほど難しいかということを解説させて頂きます。

今回解説させて頂くような考え方をすれば、今までと全く同じ仕事をしているのに仕事が楽しくなったという方も、必ず出てくると思います。特にゲーム好きな方にとっては楽しんでいただけるのではないかと思っています。

今回は、数あるドラクエシリーズの中でも、転職の素晴らしさが一番良くわかり、私も大好きなドラクエVIの設定に沿って解説させて頂きます。

ドラクエVIでは、職業には下級職、上級職という分類があり、前回取り上げた、戦士、武闘家、魔法使い、僧侶などはすべて下級職です。
そしてそれらの職は、前回説明した通り、ダーマの神殿に行って転職の意思を伝えれば誰でも転職できます。

それに対して、バトルマスターや賢者などという、上級職に分類される職業もあります。
これらの職業は上級職と呼ばれるだけあり、下級職よりもはるかに強い特技や呪文を覚えることができ、攻撃力や守備力などの基本ステータスも、下級職よりも高くなっています。
ちなみに勇者というのも上級職の一つです。
そのため、ラスボス戦は、ほぼすべての人が上級職に転職した状態で戦うはずです。

ここで問題になってくるのは、上級職については、ハローワークに行けば誰でも転職できるわけではないということです。
例えば、バトルマスターなら戦士と武闘家を極めた者、賢者なら魔法使いと僧侶を極めた者だけが転職できます。
つまり、もし賢者になりたかったら、最初無職の状態から魔法使いに転職し、魔法使いという職業をマスターした後で僧侶に転職し、またLv.1から修業します。

もちろん人としてのレベルと職業のレベルは違うので、転職してもその人自身のレベルが1に戻るわけではありませんが、僧侶の職業レベルは1の状態です。
そしてその状態で修業を重ねて、僧侶の職業もマスターした暁には、ダーマの神殿に行くとついにレベル1の賢者に転職できます。

もちろんこれは、転職の順番はどちらが先でも構いませんし、途中でやっぱり元の職業に戻ったとしてもその職業のレベルはリセットされることなく、僧侶しか使えないはずの回復呪文のホイミが使える魔法使いが誕生するというわけです。

ドラクエVIの説明が少し長くなってしまいましたが、改めて思い返してみても、本当に素晴らしい転職システムだと思います。

ということで、ここまで言えば、私が何を言いたいか分かりますよね?

ドラクエで言う強くなるというのは、現実世界で言うところの収入が高くなるみたいなものです。
高ステータスで強力な特技や呪文が使える上級職に就くには、どんな人でも必ず転職をしなければ不可能だということです。
普通にプレイしていたら、ドラクエVIで上級職に転職できる頃には多くの方がレベル30を超えていると思います。
ドラクエの世界は、ここまで現実世界に近い設定だったのかと思うと本当に感動してしまいます。

現実世界には例外として、一度も転職をしないでいきなり高収入を手に入れる人ももちろんいます。
でもそういう人は本当に少ないですよね?
それもそのはずです、本来なら色々な経験を積んで、やっとなれるのが上級職です。

それに、成功している人は、転職はしていなかったとしても、たくさんの試行錯誤や失敗を重ねて、間違いなく、転職している人と同等かそれ以上の経験を積み重ねてきた人のはずです。
たくさんの試行錯誤も失敗も、転職もない人が、成功するなどということは、ほぼありえないと思って頂いて大丈夫です。

生まれ持った特殊な才能や幼い頃からの血のにじむような努力と比べたら、転職というのが、上級職・高収入に近づける一番近い方法だということに、異論の余地なしではないでしょうか?

実際に世の中を見たら、異色の経歴の持ち主だったり、大きな挫折を経験している人が成功している例は、少なくないと思いませんか?

新しい世界に飛び込んでみるというのは、給料が上がる可能性があったり、自分の興味のあることに挑戦できるかもしれなかったりと、それだけでも大きなメリットです。
でもそれだけではなく、そのままでは一生到達できなかった上級職の道が見えてくるかもしれないという、信じられないメリットまであったということです。

なりたい職業があったけど、希望した職に就けなかったとか、会社で出世ルートからそれてしまったという人も、悔しがる必要は全くないということです。
もしかしたら今の仕事は、将来上級職に就く前に必ず経験しないといけない道かもしれないんですから。

以前私は、ドラクエは楽しいですけど、人生はもっと楽しいゲームだと言いました。
レベルや経験値が、数値としては一切目に見えないところも現実世界の面白いところです。

ドラクエでは、賢者になるためには、魔法使いと僧侶の職業をマスターしないといけないと言いましたが、現実世界では、職業をマスターすることなんてありません。

上には上が無限に続いているので、一生かかっても一つの職業をマスターすることなんてできないと思います。
だからこそ、仕事というのは一生をかけてやる価値のあるものでもありますが、上級職に転職するために必要なレベルには、もしかしたらあなたはもう到達しているのかもしれません。

例えば私なんかは、ITの知識についてもまだまだ知らないことばかりで、凄腕の技術者などを見ると、一生埋まることのない差を感じます。
この先、何十年本気で勉強したとしても、この仕事をマスターするどころか、トップクラスの技術者になることも無理でしょう。

ただ、この業界に入ったばかりの頃に知らなかったことは、今ではすべて理解できていますし、その他パソコンやインターネット関連のことでわからないことは、もちろんたくさんありますが、わからないことでも、少し調べたら対応できるだろうという自信はあります。
ですから、もしかしたら、この業界以外の人からみたら、マスターのレベルに到達できているのかもしれないと思うこともあります。

一つの道で頂点を目指すのか、色々な経験を生かして今まででは就くことができなかった上級職を目指すのか、何も目指さずテキトーにお金を稼ぐのか、どれもその人の自由です。

特にゲーム好きの人にとっては、自分が上級職に転職するために必要な熟練度はどのくらいなのかというものを考えてみたら、今まで面白くなかった仕事も面白く感じてくるのではないでしょうか?
なにしろゲーム好きな人は、普通に考えたら面倒くさそうなレベル上げも楽しみながらできてしまうわけですから。

ということで今回のまとめですが、
ゲームでは上級職に就くためには必ず転職して複数の職業をマスターしなければいけません。
これはゲームに限ったことではなく、現実世界でも、転職するか転職に勝るとも劣らない、何か大きな経験をしなければ、高収入などの恩恵を得ることは難しいです。
そして現実世界ではレベルは目で見える数値ではないため、自分が上級職に転職できるようになるためのレベルに近づいているかもしれないと考えたら、今よりももっと仕事を楽しめるようになるのではないでしょうか?
ということでした。

これでドラクエから学ぶシリーズは一旦終了となりますが、今後もしかしたら、これは解説させて頂くしかないということが出てくるかもしれないので、その時はまた解説させて頂くかもしれません。
期待せずに待っていてください(笑)。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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