こんにちは、ディーターです。
今回は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という、かの有名なパーキンソンの第一法則について解説させて頂きたいと思います。
パーキンソンの法則は第二法則の方が有名なので、そちらなら知っていると言う方もいるかもしれませんが、第一法則も本当に目から鱗の法則なので、是非知っておいて欲しいです。
というか知らないとかなり人生で損をします。
身をもって体験していて、言われなくても十分分かっているという方以外は知っておくことをおすすめします。
本当は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という、パーキンソンの第二法則を解説させて頂こうと思ったのですが、いきなり第二法則だけ説明したのでは第一法則が気になって朝も起きれないという方もいると思うので、まずはこちらの解説をさせて頂くことにしました。
第二法則については次回解説させて頂きます。
パーキンソンの第二法則はお金に直結する法則で、知っておくと人生で得になる法則のTOP3には間違いなく入ってくる法則ですが、第一法則についても第二法則に勝るとも劣らないくらいの素晴らしい法則なので、是非しっかり理解して、有効活用して欲しいです。
ではパーキンソンの第一法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」を分かりやすい実例で言うと、3日で完成させるように言われた仕事は2日で終わることはありえないと言うことです(笑)
まぁでもこれは当然ですね。
そもそも1日で終わる仕事を3日で終わらせれば良いなんて言ってくれる人はほぼいないです。
2日で終わる仕事を3日で終わらせれば良いと言ってくれる人は、少なからずいるかもしれませんが、その場合は最後の1日はしっかりと見直すための時間に充てるはずなので、2日で「終わりました」と言う回答をすることはまずありません。
他にも分かりやすい例で言えば、夏休みの宿題とかもそうです。
最後の1日までやっていなかったとしても、最後の1日で猛烈に追い込みをかけて、もしかしたら親に頼んだりもして、1日で仕上げるのは絶対に無理なはずの宿題を1日で完成させてしまう人もいます。
それに対して、夏休み開始1日で宿題を完成させてしまう人は雄の三毛猫よりも少ないと思います。
例えが分かりにくくてすみません。雄の三毛猫は1万匹に1匹くらいしかいないようです。
つまりどういうことかというと、ほとんどの人間はやっぱり追い込まれないと頑張らないということです。
期限が迫ってきて、焦って実力以上の力を発揮してしまうのは、あなただけではないということです。ほとんどの人がそうです。
ということで、この法則については何か予定を立てるときに是非利用してください。
使い方は簡単で、締切をできるだけ短くするだけです。
1ヶ月で完成させるという予定を立てたらほぼ1ヶ月は確実に完成しないので、1週間とか3日で完成させるという予定を立ててください。
「ふざけるな!無茶なこと言うな!」と言われるかもしれません。
確かに少々無茶なことを言いましたが、ふざけてはいませんよ?
流石にほんの少しでも遅れたら絶対にアウトな予定でこの手段を使うことはできませんが、自分で立てる予定の多くは少しなら遅れても問題ないはずです。
これと同じようなことですが、時間が無いと感じる人が時間を作り出す手段としても有効です。
これは、最近私が毎日のように使っている方法です。
こんな暇そうな私でも、たまに時間が無いと感じることはあるのですが、私は時間が無いという言葉は滅多なことがない限り使いたくありません。
時間が無いという言葉は、これ以上は自分はできませんというギブアップ宣言であり、自分がこれ以上成長できないことを認める宣言だからです。
ギブアップ宣言をしたくない以上、なんとかして時間を作り出すしかありません。
そこでこの法則を使うわけです。
やらなければいけないことに関しては、これ以上時間が無くなったら絶対に終わらないという残り時間になるまでやらず、それまでは自分がやりたいことをやります。
ちょっと誤解を招きやすい言い方なので、勘違いさせてしまわないか不安ですが、時間が来るまで遊んでて良いということではないですからね?
私の場合で言うと、やりたいことというのは本を読むということで、やらなければならないことというのは、家計簿をつけるとか人生大逆転の記事を書くとか副業のプロジェクトを進めるとかです。
読書は人を成長させてくれる可能性が高いので、できるだけたくさん本を読みたいのですが、やらなければならないことが全部完了してから本を読むようにしたら、おそらく読書の時間はいつまで経ってもやってこないと思います。
やりたいことではなくやらなければいけないことが終わっていなかった場合、お風呂に入りながらでも考えたり、朝早起きしたり、なんとかして時間を作って終わらせるはずです。
ですから前提条件として、やらなければいけないことというのは、最悪できなかったらしょうがないやというものは絶対に選んではいけません。
どんな状態だったとしても必ずやるものにしてください。
以前の私だったら、友人との約束でも最悪できなかったら謝れば良いかと思っていましたし、かなり眠い時は、歯磨きとかも今日1日しなくても別にどうかなるわけじゃないしと思っていました。
普通の人なら絶対にやることではなく、自分にとって絶対にやることをやるべきことに設定しなければ何の対策にもなりません。
自分に厳しくしてくださいと言っているわけではなく、誰でもこれだけは絶対に譲れないというものがあるはずです。
例えば初めて行く場所の地図を見たりとか、電車で行くなら時刻表を見たりとかは、いくら時間がなかったとしても流石に誰もが一瞬だけでも見ておくはずです。
明日何かの試験やプレゼンがあるなどの場合に、前日に一度も見直さない勇者は流石にいないはずです。
流石にいませんよね?(笑)
そして、やるべきことの前にやることとしては、時間があったらやるんだけどなぁと思っていること、例えば勉強とか掃除とかが良いと思います。
やるべきことが全部終わってから勉強しようと思ったら、勉強する時間が無くなってしまうので、先に勉強をして置けば勉強する時間が無いということはあり得ません。
ということで今回はパーキンソンの第一法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」ということについて解説させて頂きました。
この法則のネガティブな面を知って、時間を無駄にすることをできるだけ避けて欲しいというだけではなく、ポジティブな面を利用して是非時間を有効活用してみてください。
ちなみに、なんか偉そうに言ってしまいましたが、私も仕事はできるだけ納期を長めにとって置きたいと思いますし、余裕だと思ってたことが期限ギリギリになってやっと終わるなんてことは今でも良くあります。
全てが思い通り行くわけがないので、今よりも少しでも良い方向に変化したら良いかな?くらいに考えておいた方が良いと思います。
最後にもう一度言っておきますが、この法則を悪用して、嫌なことは後回しで、それまではずっと遊んでようという考えだけは絶対にやめてくださいね?(笑)
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。