こんにちは、ディーターです。
今回は、大谷翔平選手の専属通訳、水原一平氏が違法賭博でドジャースを解雇された件についてです。
私はいわゆるもの申す系YouTuberではありませんが、ギャンブルが原因の大事件ということで、これは黙っているわけにはいきません(笑)
とはいっても冷やかしではなく大真面目に解説させて頂きます。
事件の詳細は今後はっきりしてくるでしょうが、とりあえず現時点で間違いない事実だけ言うと、水原一平通訳は違法賭博に関与していたという理由でドジャースを解雇されました。
大谷翔平選手については、水原一平通訳のギャンブルについてどれくらい把握していたのかは今のところわからないのですが、水原通訳がギャンブルで作った借金を肩代わりして支払ったと報道されています。
そして水原一平通訳は自分はギャンブル依存症だと認め、全ての責任は自分にあり、罰を受ける覚悟があると語っています。
大谷選手については事実がはっきりするまで何も言うべきではないと思いますので、今回は水原一平通訳とギャンブル依存症という点だけに焦点を絞って解説させて頂きたいと思います。
大変ありがたいことに多くの人に見ていただいている、先日解説させて頂いたギャンブルで負けなくなる格言のところで、私はギャンブル依存症の人はお金が欲しいからギャンブルをすると言いました。
でもこのニュースを知って、私はギャンブル依存症だったと言っても本当に軽度の依存だったんだなと思いました。
私はパチンコで1日で10万円以上負けたこともありますし、給料日から3日以内にギャンブルで月収の半分以上の金額を失い、毎日のご飯は、ほぼごま塩ご飯で乗り切ったときもあります。
これだけ聞くとけっこう重症だと思われるかもしれませんが、それでも、ギャンブル依存症としてはかなり軽度の部類でした。
というのも私は、ギャンブル依存症の人はみんなお金が欲しいからギャンブルをすると思っていたからです。
でもそれは、重度のギャンブル依存症ではない人間の考え方です。
水原一平さんの年収は正確には公表されていませんが、少な目に見ても5,000万円以上はあるだろうと言われています。
日給で言ったら10万円以上ですから、ラーメンに煮卵トッピングして良いかどうかで悩んでしまう我々一般人とは次元が違いすぎます。
これを聞いて、それだけお金があってもまだ金が欲しいのかよ!と思う方もいるかもしれませんが、おそらくそれは違うのではないかと私は思います。
みなさん知っている通り、水原一平さんはとても優秀な通訳で、絶対に頭が良いだろうと多くの人から思われていたと思います。
実際に、全く違う国の言葉を、1秒という時間でさえ致命的になりうるリアルタイムで通訳をしている訳で、相当頭の回転は早いでしょうし、通訳以外の仕事も器用にこなしており、通訳以外でも大谷選手のパートナーが勤まるほどなので、間違いなく頭が良い方だと思います。
それだけ頭が良い方が、冷静に考えてギャンブルを続けていて勝ち続けられるなんて思うはずがありません。
ギャンブルというのはトータルでみたらほぼ確実に負けるものですが、もし仮にトータル収支をプラスにできたとしても、年収5,000万円の人からみたらどう考えても割に合わないほどの利益にしかなりません。
そこで私はギャンブル依存症についてこう確信しました。
以前の私と同じように、お金が欲しくて、本当は使ってはいけないお金をギャンブルで使ってしまう人、こういう人は軽度のギャンブル依存症です。
それに対して、重度のギャンブル依存症の人は、お金が欲しくてギャンブルをするわけではありません。
「勝ちたいから」ギャンブルをするんです。
ギャンブルで人生を壊した人で有名なのは大王製紙の元社長の井川意高(もとたか)さんだと思います。井川さんなんて、あのエリエールを販売している大企業の社長なわけで、はっきりいってお金なんて困るはずがありません。
そしてそれ以上にヤバいのは、頭が良すぎることで、小学生のとき初めて受けた代ゼミの全国模試で全国2位を取ったくらいで、東大法学部には余裕で合格しています。
はっきり言ってデスノートの夜神月を素でやってるような感じです。
夜神月はデスノートに出会って人生が変わってしまいましたが、井川さんはカジノに出会って人生が変わってしまいました。
最終的に100億円以上の会社のお金をギャンブルに使ってしまい、逮捕されてしまうんですが、こんなのどう考えてもお金が欲しくてギャンブルをしているわけがありません。
井川さんの場合も、水原一平さんの場合も、お金も地位も名誉もある頭の良い人がギャンブルで失敗した例で、世の中の多くのギャンブル依存症の人とはレベルが違います。
さすがにこのレベルのギャンブル依存症はどうすれば治せるのか私には分かりませんが、一つ断言できることがあります。
世の中の99%のギャンブル依存症の人は治せます。
真冬の寒い中、開店前からパチンコ店に並んでいるあなたも、間違いなく治るので安心してください。
だってほとんどの人はお金が欲しいからギャンブルしてるんですよね?
今帰ったら10万円貰えるって言われたら帰りますよね?
どうすれば良いかと言われたら簡単です。
ギャンブル以上にお金が稼げそうなこと、ギャンブル以上に楽しいことを見つけたら良いだけです。
今回ギャンブルの解説をさせて頂いた目的と言うのはギャンブルの怖さを知ってもらいたいというのと、ほとんどの人はギャンブルを辞めることができるということを知ってもらいたいからです。
ギャンブルでお金を求めているうちは、依存症としては全然軽い症状なので大丈夫です。
大丈夫というのは、軽度だからそのままやり続けて大丈夫というわけではないので決して間違えないでください。
治るから大丈夫という意味です。ただ、その状態のうちに治さないで重度の依存症になってしまったら、治すのは本当に大変でしょう。
水原一平さんのように、地球がひっくり返ってもしてはいけない立場だと分かっていても、辞められない状態にまでなってしまうわけですから。
水原さんの例からも分かるように、ギャンブル依存症は自分の人生が台無しになるだけではなく、周りの人にも大きな迷惑をかけます。
事実関係次第では、水原一平さん自身が逮捕される可能性もありますし、大谷選手がメジャーリーグ追放に追い込まれる可能性もゼロではありません。
大谷選手自身は友人を助けたかった一心で、一切ギャンブルをしていないのにです。
大谷選手へのダメージは最小限であることを願いますが、自分の行動が世界最高のプレイヤーにまで汚点を残す可能性があるわけです。
大谷選手なんて多くの人の夢や希望とも言える存在なので、そんなことになってしまったら後悔してもし切れないでしょう。
今のあなたが水原一平さんほど影響力があるかどうかは関係ありません。
不安の種があるのが分かっているなら、まだ小さいうちに不安を取り除いておかないと、いつか取り返しのつかないことになるかもしれないということを、今回の件で学んで欲しいです。
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。