【12】 世界一簡単なインデックス投資解説

こんにちは、ディーターです。

前回は、投資で買うべき銘柄などについて詳しい説明をせずインデックス投資が最適解の一つという結論だけしか言っていないので、今回はその理由・・・と行きたいんですが、その前にまずはインデックス投資とは何かを説明したいと思います。

今回も投資についての知識が全く無い方を対象に解説させて頂きますので、詳しい方にとっては分かりきっている内容かと思いますがご了承ください

まず、証券口座で購入できる商品について簡単に説明します。
おそらく誰もが知っているのは株ですよね?

株は説明するまでもないと思いますが、投資をする人には株以外にも絶対に知っておいてもらいたい商品があります。それが投資信託です。
他にもETFという商品などもあるのですが、これはまた別の機会に触れたいと思います。

多くの方がファンドという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?投資信託と言うのはファンドのことです。
厳密には投資信託とファンドは全く同じ言葉ではないのですが、厳密に知りたいという方は自分で違いを調べてください。

これは私の悪いところでもあるんですが、私は物事の本質ばかり重視し、厳密には正しくないことがらでもまぁOKとしてしまうところがあります。
元々理系出身の人間としては許されないことなので、やっぱり私は頭が悪いなぁとつくづく感じます。

ただし、人に使う言葉に関しては物凄く気を付けています。
特に日本語は本当に難しいので、一文字違う言葉を使うだけで全く違う意味にとられてしまう場合があります。
人にかける言葉は一字一句間違えてはいけません。

以前の私は、ほぼ同じ意味だろうとあまり考えず発言していて、本当に多くの人の反感を買っていました。
発言する前に、この言葉を言ったら相手はどう思うだろうかと無意識に考える習慣がついてくれば、そのような言葉が出てくることはほぼなくなるので、あまり言葉を大事にしていない自覚のある方は是非意識してみてください。

思いっきり話がそれましたが、では投資信託とは何かというとプロが選んでくれた株のセットと思ってください。
世の中にはとてもたくさんの株がありますが、何も知らない初心者が選んだ株よりも投資のプロが選んだ株の方が信頼性が高いのは間違いないので、初心者は投資信託を買った方が有利というのは確かです。

しかもプロの情報を聞いて実際にあなたが株を売買するわけではなくあなたは投資信託を購入するだけです。
株の売買もプロがしてくれるため、あなたはお金を貸すだけで、プロが運用して得られた利益を受け取れるというわけです。

もちろんタダでそんな美味い話があるわけはなく、運用して得られた利益が全てもらえるわけではありません。
あなたが受け取れる利益というのは実際に得られた利益から信託報酬という名の手数料が差し引かれた金額になります。

これを聞いてあなたはどう思うでしょうか?
手数料を取られて損と思うか、
何の苦労もせずにプロが運用してくれるなら安心だと思うか、
考え方は人それぞれだと思いますが、
多くの人にとっては多少の手数料を払ってでもプロに運用して貰った方が有利という結論になります。

何故かと言うと、
理由1つ目は、自分自身で取引した場合はやはりギャンブルになる可能性があり、多額の損失を出す場合もかなりあるからです。
理由2つ目は、もし仮にあなたが投資信託と同じだけの利益を出せたとしても、それには相当の時間を使うからです。

一つ目の理由に関してですが、株価は10倍になることもあれば半値になるなんてこともザラにあるので、自分でこれだ!と思って買った株が半値になってしまったら目も当てられません。
なお投資信託はプロが運用すると言いましたが、利益が出ることが保証されているわけではありません。
残念ながらマイナスになることもあります。

前々回私が言った投資における重要な言葉を覚えていますでしょうか?

・投資でどれだけ稼いでいる人でも未来のことはあくまでも想像しかできないので、信じられないような失敗をたくさんしている

プロと言われる人でも平然と損失を出すんです。
超能力者でもない限り確実に勝ち続けることは不可能なので、これは仕方ないと思ってください。

ただ、さすがにリスク管理はしっかりしているので一般人が出すほどのとんでもない失敗はまずしません。
プロということでお金を集めて手数料まで取っているのに、「ごめんなさい、半額になりました」なんて言ったら、流石にごめんなさいで済まされるレベルではないですよね?

二つ目の理由に関してですが、これも以前言った、あなたの時間というものはタダでは無いということを考えて貰えたら納得して頂けると思います。
プロと言われる人でも損失を出すことがある投資という世界で、素人が安定的に利益を出すためには一体どれくらい時間をかけてたくさんのことを勉強しないといけないか、考えただけでもゾッとするレベルだと思います。
それを格安の手数料で買えるのだから、手数料を払う価値は十分あります。
なお、中には格安の手数料ではないものもあります。
俗にいうボッタくりファンドと言うやつです。
これについてもまた詳しく説明します。

ここまでで、10倍株を見つけて一攫千金を夢見るというのでなければ、個別の株を買うより投資信託を買う方が良さそうだということは、とりあえずは納得して頂けたと思います。

いよいよインデックス投資についての説明に入るのですが、インデックス投資で購入する銘柄はインデックスファンドとも言われており、つまり投資信託の一種だったんです。

インデックスファンド」を漢字で表すと、「指数連動型投資信託」です。
indexには指数という日本語訳があるので、まさにそのままの訳です。
投資信託については分かったと思いますので、では指数連動型とは何かを説明します。

日経平均株価という言葉は聞いたことがあると思いますが、日経平均株価とは日本を代表する225銘柄の株価の平均値のことです。そのため日経225などと言う呼び方もします。

1株1000円の株もあれば10万円の株もあり、225銘柄を平均すると2万円とか3万円くらいになっているわけです。
日経平均株価に連動する投資信託というものもあり、これはまさしくインデックスファンドというものです。

投資信託はプロが運用すると言いましたが、指数連動型投資信託は、プロがこの銘柄が上がりそうだと思った銘柄を選んで買うのではなく、指数と同じ動きになるように買います。
日経平均連動型だったら日経平均を構成する225銘柄を全て買うわけです。当然資産額の推移は日経平均と全く同じ推移になりますよね?

これがインデックス投資の真実です。

日本人にとって一番なじみの深い指数は日経平均株価だと思いますが、このような指数が世の中にはたくさんあり、例えばTOPIX100とは東京証券取引所の100銘柄で構成される株価指数です。
今までさんざん優良な投資信託として名前を上げてきたヤツらが、ここでやっと出て来ます。
S&P500というのはアメリカの500社の株価指数で全世界株式(オールカントリー)は全世界の約3000銘柄で構成された株価指数です。

ここまで来てついに意味が理解できる状態になりました。
プロが選んだ、一般的な投資信託を買うのではなくインデックスファンドを買うのがインデックス投資と言うものです。

長々と説明してきましたが、これを知っているだけでは何の意味もないので、次回は、ではなぜインデックス投資が良い投資とされているか、ということを解説したいと思います。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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