【27】 水原一平さんのように失敗しないために

こんにちは、ディーターです。

今回は、今年一番の大事件となる可能性のある、大谷翔平選手の元通訳、水原一平さんの件の第2弾です。

メジャーリーグのオールスター戦でキャッチャーまで務めた人物が、もう元通訳と呼ばれる立場になってしまったというのは、本当に残念で仕方ないですね。
こんな残念なニュースを、残念だったという感想だけで終わらせてしまうのはあまりにももったいないので、一平さんのように失敗しないために、気を付けないといけないことを解説させて頂きたいと思います。

今回の件で、一平クソだなとか、ギャンブルやる奴は終わってるなどと思う方もいるかもしれません。
事件の真相がどうであれ、水原一平さんがクーズーの仲間入りとなってしまったことはもう疑いようがありませんし、違法じゃなくてもギャンブルが相当危険であることは確かです。
ただ、今回のようなことは特別ヤバい人だけが起こす事件ではありません
もしギャンブルをしていなかったとしても、気を付けていないと誰でもこのようなとんでもないことをしてしまう可能性があるので、注意喚起の意味も含めて解説させて頂きます。

まず今回の事件の概要ですが、これはもう多くの方が知っていると思いますが、大谷翔平選手の口座から違法賭博の胴元の口座に約7億円近い送金があったということです。
大谷選手がギャンブルに興味がないことはわざわざ説明するまでもないと思いますが、当然これは大谷選手がギャンブルをしていたわけではなく、通訳を務めていた水原さんがギャンブルで作った借金の返済でした。

水原一平さんは当初、大谷選手もこれを知っていて、同情して借金を肩代わりしてくれたと言っていたので、これを信じていた人もいたと思いますが、大谷選手自身が会見でこれを完全否定しました。

事件の真相は警察が解明してくれると思いますが、ギャンブル依存症の人の言葉と、何十億円ものお金を放棄して野球に打ち込んでいるスーパースターの言葉、どちらを信じるかは明らかでしょう。

水原さんが独断でやったとなれば、これは会社のお金を横領して逮捕される人とほぼ同じような感じです。
ギャンブルはあくまで遊びとしてやれば、私は楽しいものだと思うんですが、残念ながらギャンブルはちょっとやり方を間違えるとすぐ犯罪につながります。

会社のお金を横領するなんて、とんでもない悪党だと思う方も多いと思いますが、実際にはどう考えても犯罪なんてしそうにないと思われる人でも、やってしまう可能性があります。

どういうことか具体例をまじえて説明します。
私はどうしてもお金がないときに、クレジットカードのキャッシングでお金を借りてパチンコを打ったことがあります。
生活費からなんとかお金をひねり出して自分の生活が苦しくなる分には、まぁ仕方ないとは思っていたんですが、借りたお金でギャンブルをしたときに、これはかなりヤバいんじゃないかと不安になりました。
今更不安にならなくてもヤバいに決まってるんですが(笑)
でも当時の私はその時初めて、超えてはいけない一線を越えてしまった気がして少し調べてみました。

その予感は大当たりで、会社のお金を横領して逮捕された人のほとんどは、盗む気はなかったということがわかりました。

盗もうとしたんじゃなくて、ただ一時的に借りただけです。

実際には、無断でお金を借りたけどすぐに返していて、何度か繰り返しているうちに、そのうちギャンブルで負けて返せなくなってしまい、事件が発覚したというケースはかなり多いようです。
この事実を知って、私はいつか自分が逮捕されてしまうんじゃないかと本当に怖くなりました。

実際には、クレジットカードだろうが消費者金融だろうが、合意があった上での借金なら、たとえそれが返せなくなったとしても逮捕されることはありません。
ただ、借りるということに抵抗がない人はかなり危険です。
捕まっているほとんどの人は、最初はただ借りていただけの意識だったということを覚えておいて欲しいです。

そしてこれはお金だけの話ではありません。
みんな自転車にはカギをかけますよね?
人の自転車を盗んでやろうという人は、日本ではまだそこまで多くはないと信じたいですが、ただ、ずっとカギをかけずに自転車に乗り続けていたら、いつか自転車を盗まれるはずです。
私は以前は面倒くさいからという理由で自転車にカギをかけていなかったんですが、ある時自転車がなくなっていたということがありました。
私のような貧乏人にとっては自転車ほどの高価なものを盗まれたなんて現実は到底受け入れがたかったので(なら鍵かけとけよって話ですが(笑))
停めた場所を間違えたのかと、1時間近く探していたと思うんですが見つかりませんでした。

さすがに盗まれたことを認め、諦めて歩いて帰ることにしたんですが、帰り道の途中で自分の自転車を発見しました。
これは私が停めた場所を間違えていたわけではなく、誰かが私の自転車に乗って移動したことは明らかでした。

世の中には、自転車を盗んでそれを売ってお金を儲けようとする人もいます。
ただ、盗むような悪意はなくて、ただちょっと貸してもらったという感覚の人もいます。

こういう人は悪意がない分、悪意がある人よりたちが悪いです。
他にも、突然雨が降ってきたときに、コンビニとかの傘立てにあるビニール傘を、あたかも「ご自由にお持ちください」とでも書いてあるかのように持っていく人もいます。
中には、自由に持って行って良いものだと本気で思っている人もいるので、笑うしかありません。
悪意がないというのは本当に怖いなぁと思います。

実際には傘立てにビニール傘を忘れていく人も多く、誰のものかわからない傘を勝手に使っても誰にも迷惑がかかっていないケースも少なくはありません。
ただ、迷惑がかかっている、かかっていないではなく、本当に一時的に借りただけで、後で元の場所に戻しておいたとしても、逮捕される可能性があるということを自覚して欲しいです。
たった数百円の事で、そんな大事になるわけがないと思うかもしれませんが、世の中数百円だからで許してくれる人ばかりじゃないということも覚えておいて欲しいです。

話を戻すと、今回水原一平さんが独断で大谷選手の口座から送金していたかどうかはわかりませんが、どういう経緯だったとしても、最初から盗むつもりではなかっただろうと私は思います。
最初はただ借りただけで、後で必ず返すつもりだったんだろうと思いますが、やればやるほど負けていくので、どうしようもなくなったということだと思います。

クレジットカードですら短期的な借金である以上、人生で一度も借金をしたことがない人というのはほとんどいないと思います。

だからこそ、何かを借りるという行為は、金額の大小関係なく、相手の同意が有っても無くても、相当危険な行為だという認識は持って欲しいです。

あともう一つ、ギャンブルに投入したお金は全て無くなるものだという認識を持って欲しいです。
勝つとか以前の問題で1円でも戻ってきたらラッキーくらいの感覚でやるべきものだと思います。

ギャンブラー以外の人からしたら当然のことかもしれないですが、例え勝率99%の勝負だったとしても、もし1%が来た時に笑えないようなお金は、絶対に賭けてはいけません

そしてこのような予想外の大失敗は、ギャンブルしなければ大丈夫かと言われたら、そんなことはありません。
友達から何かを貸してもらって、返すのを忘れていたという経験がある人もいるかもしれません。
通称借りパクというヤツです。
友達から貸してもらうくらいですから、最初から盗んでやろうと思っている人なんてジャイアンくらいしかいません。ほとんどの人は忘れてしまっているだけだと思います。

人は忘れる生き物です。
失敗しまくる生き物です。

特別問題がある人でなくても大きな間違いを犯す可能性はあるので、自分が間違いを犯す可能性もあるということは常に考慮に入れて欲しいです。
そして多少の間違いをしてしまったとしても、最悪の事態にはならないような選択をして欲しいと思います。

ということで今回は、ギャンブルをしているしていないに関わらず、危険性は誰にもあるということを解説させて頂きました。
危険性ばかり言ってしまいましたが、みなさんが大きなトラブルに巻き込まれることなく生活できることを願っています。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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