こんにちは、ディーターです。
今回は、インデックス投資が最強の投資法だと言われる理由を解説したいと思います。
今回の話を聞くと、今まで投資で大切だと言ってきた言葉が一つに繋がるので、とてもスッキリするのではないかと思います。
まずは一番重要な考え方ですが、投資とは株価の上昇に賭けるのではなく経済の成長に賭けるという考え方です。
もし小学生に「株価って何?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
どう答えるのが模範解答かはわかりませんが、多くの方は「会社の価値を表した数字」みたいな感じで答えるのでないでしょうか?
実際には株価はいろいろな要素によって変動していて、だからこそ誰も完璧には予想できないのですが、でも成長して価値が高くなった会社の株価は上がるだろうということは誰でも想像がつきますよね?
ということは、投資で確実に利益を出すというのは実は簡単で、ほぼ確実に成長する株を買えば良いということになります。
ほぼ確実に成長する株とはどこの株でしょうか?
大企業の株ですか?確かに大企業はこれからも成長する可能性は高いとは思いますが、ほぼ確実とまでは言えないですよね?
ずっとTOPに君臨し続けた者も、いつか新しい勢力に取って代わられるということは歴史が証明しています。
ただ、今後どんな新興勢力が現れたとしても、成長し続けるものが一つだけあります。
それは経済全体です。
20年前にはiPhoneも無かったし、その少し前にはインターネットもありませんでした。もっと前は自動車すら無かったわけです。
その間もTOPは何度も交代し、消えていった会社もたくさんありますが、結局経済全体は成長しています。
今から100年後、ドラえもんがいるかどうかは分かりませんが、今より凄い技術がありそうなことは誰でも予想できますよね?
未来のことは誰にも分らないといいましたが、こんな簡単に誰でも予想でき、ほぼ確実に来るであろう未来があったんです。
もちろん、小惑星が衝突し、世界崩壊に近い状態になる可能性も無いわけではないですが、そのときにはどの株も大暴落しているはずですし、そもそも株式投資なんてしている場合じゃありません。株式市場があるかどうかも分かりません。
ギャンブルの格言で、限りなく0%に近いことは1%起こるかもしれないではなく、絶対に起こらない!と言いましたが、世界崩壊の可能性まで考えていたら何も行動できません。
では、経済全体の株って何かと言うと、それはインデックスファンドです。
株価指数は何百社、何全社という株価の平均を表しているということは前回説明しましたが、これはもう経済全体とイコールですよね?
しかも、株価指数を構成する銘柄というのは、常に変更されていて、業績が悪化した会社は対象から外され、代わりに伸びてきている会社が新しく対象に組み込まれます。
これで、インデックスファンドが最も安全確実に経済成長の恩恵を受けられる商品だということが理解して頂けたでしょう。
ちなみに、日経平均なのか、S&P500なのか、全世界株なのかという違いは、日本経済全体なのか、アメリカ経済全体なのか、世界経済全体なのか、という違いです。
ではここに、もう一つの格言を付け加えるとどうなるでしょうか?
人生における大抵のことは短期目線で考えると負けるようになっていて、長期目線で考えると勝てるようになっている
短期的に見ると、経済全体で見ても今まで何度も大暴落を経験し、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどで多額の損失を出した人もいるでしょう。
でも人間というのは、どんなに大変な時期を経験しても、それを乗り越えて成長して行く生き物です。
長期目線で考えれば必ず勝てるようになっているんです。
長期目線と言っても何も100年待てとは言いません。
長期とは15年くらいと考えれば十分です。
何度も紹介してきたアメリカのS&P500という指標は、過去のどの期間を切り取っても15年後には必ずプラスになっていたという実績があります。
15年も待てないと言う方もいるかもしれませんが、これは最悪の場合であり、実際には5年や10年でもプラスになっていることが多いです。
「投資とは時間をかけてゆっくりと資産が増えていくものであり、短期間でお金持ちになれるようなものではない」という言葉も紹介しましたが、言葉通り投資は短期で大きく稼げるようなものではないので、最初から15年くらいかける気持ちで考えてください。
というか経済は成長し続けるはずなんで、もうこれ以上お金は増えなくて良いという日までは、ずっとインデックスファンドを持ち続けてください。
インデックスファンドをガチホしろ!とか鬼ホールドしろとか言う言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはそういうことです。
短期的には値下がりする可能性はあるけど、長期的には必ず上昇するので永遠に持ち続けてくださいということです。
投資成績が最も高い人を調べてみたら、第1位は既に亡くなっている方で、第2位が投資をしたことを忘れている人であった
という事実からも明らかですよね?
次に、なぜインデックスファンドなのかということですが、これについても
多くの人にとって最善の投資先はインデックス投資であり、大多数のプロの投資家はインデックス投資よりも運用成績が悪い
という言葉から明らかですよね?
投資についてたくさんのことを勉強してきたプロの投資家でも、投資について何も勉強していない素人が買ったインデックスファンドよりも運用成績が悪いんです。
投資についてはたくさんのことを勉強しないといけないと言いましたが、実際には何も勉強しなくても良いんです。インデックスファンドを買ってそのまま売り買いせず放置しとくだけで良いんです。
多くの方がこのことを説明していますが、みんなそれを信用してくれないので、心の底から信用できるようになるために勉強するんです。
放置が最強だと何度言っても、とは言ってもやっぱり安い時に買って高い時に売った方が得に決まってるでしょ?と誰もが思いこむので、投資の情報発信はこれからも続いて行きます。
これでやっと最善の投資法を一通り説明できました。
資本主義社会を揺るがすような何かとんでもないことが起こらない限り、この結論がひっくり返ることはないので、これからは別の視点で考えたりしても「ね?ホントでしょ?」ということを繰り返していくことになると思います。
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。