こんにちは、ディーターです。
今回は、みなさん大好きな投資について桃鉄から学んでいこうと思います。
現実世界の投資では負ける行動を取る人が多いですが、桃鉄ではほとんどの人が勝てる投資をします。しかも無意識にです。
今回の話を知れば、現実世界の投資の考え方を、少し改めた方が良いかもしれない、と感じるのではないでしょうか。
ではまず最初に、投資の意識について見ていきましょう。
最近は多くのインフルエンサーが投資の情報を発信していたり、NISAの影響などもあり、投資をする人の割合は増えてきました。
それでも日本人の金融資産保有割合としては資産の40%~50%を現金・預貯金で保有しているという統計が出ています。
それに対して世界一の金融大国アメリカの場合は資産全体の現金・預貯金の割合は10%強程です。
それ以外の資産は、株式、投資信託、債券などで持っています。
これだけの差があれば、国が投資を進めるというのもわかりますよね?
お金持ちの人と同じような行動をするのが、お金持ちに近づくための、かなり信憑性の高い方法であることは言うまでもありません。
ではここで、貯金大好き日本人が、桃鉄ではどんな行動をとるか見てみます。
そうです、おもいっきり投資です。
桃鉄では株式の売買ができるわけではありませんが、物件を買うことができます。
買うことができるなんてものではなく、買いまくります。
むしろ物件を買い漁って資産を増やすことこそ桃鉄の神髄だと言っても過言ではありません。
総資産がいくらかによって資産の保有割合はもちろん変わってきますが、資産の4割を現金で残しておく人はかなり少ないのではないでしょうか?
資産の9割以上は物件だという人も少なくないと思います。
もしかしたらこれを聞くと、「資産の9割はやり過ぎだ、そんなのゲームだからできることだ!」という方もいるかもしれません。
ただ、ちょっと待ってください。
先ほど言った通り、現金の比率が資産の1割程度というのは、アメリカ人と比べて大して変わらない数字なんです。
投資に回しても良い金額というのは、その人の資産額と生活費とリスク許容度によって変わるので、9割も投資に回しても大丈夫だという人はあまりいないと思いますが、でも人によってはやり過ぎというほどではないという認識は持っていた方が資産は増えやすくなるはずです。
ただ、これを聞いて、じゃあ全財産が20万円しかないけど、現金2万円を残してあとは全部株を買おうという人がいたら、さすがにちょっと待ってくださいと言います。
現金2万円じゃパチンコに行くのも心もとないです。
ごめんなさい、冗談です。全財産20万円の人はパチンコに行かないでください。
総資産が20万円だったら1日副業するだけでも総資産の数%の収入が得られることになります。
ギャンブルなんてしなくても、報酬を受け取った瞬間、とてつもないドーパミンが分泌されるはずです。
資産が増えてきたら、1日の労働収入だけでこれほどの嬉しさを味わうことはもう一生できません。
こんなコスパ最強のチャンスタイムを、1円パチンコを打つ時間に使うのは、もったいなさ過ぎます。
すみません、話がそれました。そうじゃなくて、現金2万円しかなかったら、ちょっと怪我したり病気になった場合、病院に行くのも相当キツイでしょうし、葬儀や友人の結婚式などに出席することになっても大ピンチです。とても気持ちよくお金を出すことはできないでしょう。
現金・預貯金が10万円以下の状態で投資にお金を回そうというのは、どんな人であってもおすすめはできませんが、100万円以上の資産を預貯金のみで持っているという人はちょっと考えてみて欲しいです。
投資するときは何かあったとき用のお金として、生活防衛資金というお金を、生活費の半年から2年分くらい用意しておくべきだという考え方は大事です。
2年分の生活費を用意しようと思ったら多くの人は100万円以上のお金が必要になるでしょう。
ただ、100万円以上のお金が貯まるまで一切投資をしないというのはどうなんだろうと私は思います。
桃鉄では大した資産を持っていなかったとしても、ほとんどの人は今の手持ちの現金で買って問題ない範囲で物件を買うはずです。
そして、少額ではあっても自分の購入した物件から収入が生まれるという成功体験を手にすることによって、金の成る木を持つという習慣が身に付きます。
現実世界では多くの人は毎月収入があり、生活費をそれ以下に抑えれば毎月資産を増やすことができます。
それに対して桃鉄では、定期収入は年に1回、3月の決算期しかありません。それ以外はサイコロ運次第で毎月プラスになるかマイナスになるかわかりません。
そんな不安定な状態でも物件を購入するんです。
当然マイナスになって物件を売らなければならない状態になる場合もあります。
物件の売却価格は購入価格の半額なので、物件を手放すことになれば大損です。
それにも関わらず、少しでも資産が増えたら懲りずにまた物件を購入します。
現実世界でも多少この考えを見習っても良いんじゃないでしょうか?
現実世界の株はギャンブル性の高い株を買わない限り、半額になることは滅多にありません。
つみたてNISAでも購入可能な優良な投資信託なら半額になるのは〇〇ショックなどの不況の時くらいしかありません。
基本的に株や投資信託はできるだけ売らないで欲しいですが、もしどうしても現金が必要で手放さなければいけなくなったとしても、多くの場合は購入価格の10%程度の損しかないでしょう。桃鉄とは比べ物にならないくらいの損しかありません。
実際には経済は成長しているので、残念ながら数年で投資信託を手放さなければいけなくなったとしてもプラスになっている可能性というのもかなり高いです。
もし損失を可能な限り低くしたいという場合は、債券などを購入しておくという手もあります。
債券は株ほど大きな利益は得られない代わりに、不況でも大きく下落しないので、リスクを分散するために金融資産ポートフォリオに組み込んでおくという方も多いです。
私自身は、不況で多少資産が減っても全然気にならないので、ある程度資産が大きくなるまでは債券は買うつもりはないですが、アメリカ人の金融資産保有割合を見ても債権をポートフォリオに組み込む手段は有りだと思います。
ということで今回のまとめですが、日本でも投資をする人は増えてきましたが、それでも、アメリカを始め海外と比べたらまだまだ資産に占める投資の割合は低いです。
日本人はまだ現金主義のマインドが強いというのはありますが、お金持ちを目指すゲームである桃鉄では、例外なくかなりのお金を投資に回します。
資産の9割近くを投資に回すというとやり過ぎと思う方もいると思いますが、アメリカ人や桃鉄プレイヤーにとってはそこまでやり過ぎと言った割合ではありません。
物件や株は、売却すると基本的に損をするので、できるだけなにかあっても売却しなくても良いだけの生活防衛資金を用意しておいて欲しいですが、100万円以上の資産を作るまで一切投資をしないというのはやっぱりもったいないと感じます。
どうしてもお金が必要になったら、多少損になったとしても株を売れば良いだけですし、資産が少ない内なら損する金額もたかが知れています。
それよりも、少額でも投資をすることで、現金以外の資産を持つという選択肢もあるという発見がある方が大きなメリットだと思います。
せっかくNISAもあるわけですし、まだ投資をしていない方は、無理のない範囲で投資を始めてみてはどうでしょうか?
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。