【80】 桃鉄から学ぶ成功の方法-貧乏行動編-

こんにちは、ディーターです。

前回、簡単に桃鉄の説明をさせて頂きましたが、今回はお金持ちになる上で避けて通ることができない登場人物をご紹介します。

そうです、貧乏神です。
というか、神と言ってるので、もう人物と言って良いのかどうか分かりませんが(笑)。
しかも、避けて通ることができないじゃなくて、避けて通らなければいけないなんですが(笑)。
ということで今回は、貧乏神から貧乏になる行動を学んでいきます。

もしあなたが普段取っている行動が貧乏神が取っているような行動だったら、もうこれはかなりヤバいと思ってください。
もしあなたが貧乏神に取りつかれていなかったとしても、貧乏神と同じような行動ばかり取っていたら、高確率で貧乏に近づくことでしょう。
逆に貧乏神と真逆の行動を取っていたら、お金持ちに近づきやすい行動である可能性が高いです。※ただし、真逆なら必ずお金持ちに近づくとは限らないので、過信はしないように気をつけてください。

ではまずは、桃鉄での貧乏神を見ていきましょう。
桃鉄では、ゲームスタート時は貧乏神はいないのですが、誰かが最初の目的地に着いた時点から貧乏神が登場します。
誰かが目的地に到着したとき、目的地から一番離れている人に貧乏神が取りつくという設定になっています。
貧乏神に取りつかれたプレイヤーはどうなるかというと、行動自体は今までと全く同じようにできるのですが、毎ターン貧乏神が何か行動するというイベントが発生します。
貧乏神のイベントということで、臨時の出費が発生するなど、お察しの通りほぼ全てが資産の減るイベントとなっています。

では資産が減るイベントとは何かというと、一番有名なのがコレです。
貧乏神が勝手に物件を売るという行為です。
物件を保有しているということは、その企業のオーナーになっているということなので、桃鉄の場合は毎年決算期に物件の収益率に応じて資金が貰えます。例えば価格1,000万円で収益率10%の物件を保有していた場合、毎年3月に100万円の現金が貰えるということです。
貧乏神がこの物件を勝手に売ってしまった場合、物件価格の半値の500万円がその瞬間現金として貰えるのですが、あなたの会社の資産欄から1,000万円の物件が消えて、毎年の決算に貰える100万円も無くなります。

さあ、ここです。
この貧乏神の行動と言うのが、今回の議論のポイントです。
ここで何も突っ込まず、黙ってスルーするなどということは絶対に許されません。

貧乏神のイベントでは、他にもカードを2倍の値段で買ってくるとか、強制的に参加させられるクイズで間違えると罰金を払わされるなどというイベントもあるのですが、おそらく貧乏神の悪行として一番有名なのはこの物件を売るという行動だと思います。

ではここでちょっと考えて欲しいんですが、物件を売るという行為は、本当に悪行ですか?

結論から言うと、確かに悪行です。
もし1,000万円の物件を売ったとしたら、その瞬間500万円の損失となる上に、毎年決算期に貰えたはずのお金がもらえなくなるわけです。

ただし、これに対する貧乏神の言い分はこうです。
「現金無いと怖いもんね。」
です。
「怖いもんねじゃないやろが!何勝手なことしてくれてんじゃボケー」という声が聞こえてきそうですが、そうです、みんなこの貧乏神の行動には激おこぷんぷん丸です。

ネタがちょっと古いですね?ごめんなさい。
ちなみにさらに怒ってる人は、激おこぷんぷん丸ムカ着火ファイアーになり、最上級はげきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームとなるらしいです。
こういうちょっと狂った言葉、私は面白くて大好きです。
メロスが激怒したのは、どのレベルだったのか気になります(笑)。

すみません、ちょっとふざけてしまいました。ごめんなさい。

私は本当に性格が悪いなあと思うのですが、でもこの事実はふざけないと言えません。
だって多くの人は暴落が来ると株を売ってしまうんですよ?
その方が余程ふざけているじゃないですか!しかも絶対にふざけてはいけない場面で!
本人は真剣に考えて、売った方が良いと判断して株を売ってるのだと思いますが、やっていることは、かの有名な貧乏神の取る行動、そのまんまですよね?
さすがに東国原英夫さんもツッコミますよ?

桃鉄のように数千万円や億単位のお金を出して企業のオーナーになれる人は現実世界では少ないと思いますが、会社の株を買うというのはオーナーになるのと全く同じことです。
毎年収益金が貰えるというのは、株で言ったら配当金が貰えるのと同じですよね。
株だったら資産価値の半額で売るなんてことはまずないと思うかもしれませんが、1,000万円で購入した株が大暴落で、売った時には500万円になっていたなんてことは十分ありえる話です。

じゃあ、暴落が来ても絶対に売らなくて大丈夫なのかと言われたら、個別株でギャンブル投資をしていない限り大丈夫です。

ただし、業績不安な会社に個別投資していた場合は知りません。倒産は普通にあり得ます。それはそもそもギャンブルなので自業自得としか言えません。

もしS&P500や全世界株式のようなインデックスファンドを買っていた場合は、株価が0円になることはありません。厳密には絶対にありえないわけではありませんが、もし本当に0円になった場合は世界の終わりなので、お金なんて持っていても何の意味もない状態になっているでしょう。

ではインデックスファンドが半値になることはないのかと言うと、残念ながら十分あり得ます。
大暴落の中では比較的被害の少ない方だとも言えるコロナショックの時でも、米国ダウ平均は一時最盛期の半値になりそうな状況まで落ちましたし、世界恐慌の時なんかは株価が約90%ダウンしたそうです。

でも、もしここで株を売ったら、あなたは貧乏神のとる行動と全く同じ行動をしているとよく考えて欲しいです。
ここで株を売るくらいなら、最初から株を買ってなかった方がまだマシです。
じゃあ株を買うのを辞めますか?それは桃鉄で物件を全く買わずに一番のお金持ちになるのを目指すようなものです。
つまり、お金持ちになるのは限りなく不可能に近いというのは説明するまでもないということです。

ということで今回は、実際に現実世界では割と多くの人がしている、暴落時に株を手放すと言う行為は、貧乏神の取る行動そのものだったということを解説させて頂きました。

暴落時でも涼しい顔で持ち続けていて良いのは、あくまでもS&P500や全世界株のような優良なファンドに限られますが、このままずっと株価が下がったままだったらどうしよう?などのような余計な不安を持たないためにも、改めて、これでダメならしょうがないやと思えるインデックスファンドを、失ってしまっても仕方なかったで済ますことができる範囲の金額で購入することをおすすめします。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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