【9】 ギャンブルで負けなくなる格言

こんにちは、ディーターです。

あなたはギャンブルをしますか?

私はかつてギャンブル依存症でした。
まぁ、1000万円の借金を作る人間で、ギャンブルとは一切無縁の人というのはかなり少ないと思うので、誰も驚かないと思いますが(笑)。

ただし現在の私は、完全にギャンブル依存症ではなくなりました。

ということで、今回はギャンブルでほぼ負けなくなる格言を二つ紹介します。

結論から言うと
格言1:【限りなく0%に近いことは1%起こるかもしれないではなく、絶対に起こらない】
格言2:【人生における大抵のことは短期目線で考えると負けるようになっていて、長期目線で考えると勝てるようになっている】
です。

ちなみに、この格言はギャンブルだけではなく投資でも当てはまりますし、お金とは関係ない他の多くの場面でも通用します。

なお、今回はギャンブルに深く追求しますので、ギャンブルのことなんて知りたくもないという場合はこのまま画面を閉じてください。

さて、ギャンブルと聞いてまず何を想像しますでしょうか?
パチンコや競馬でしょうか?
やはりその二つはギャンブルの王道でしょう。
私もかつては毎週やっていました。

それだけにとどまらずFX、株式投資、さらにはバイナリーオプションとかにも手を出していました。
バイナリーオプションて何?って言う人は知らなくて良いです。
勝てる人が1人もいないとは言いませんが、
負ける可能性が限りなく高いギャンブルなので、絶対に手を出さないでください。

私は今、株式投資もギャンブルに含めましたが、投資というのは本当に難しく、正しい方法でやれば最強の資産運用ですが、やり方を間違えたらただのギャンブルです。

株式投資については物凄く大切なので、次回に回すとして、今回はまず、株式投資を除くギャンブルについて話したいと思います。

ギャンブルには、敗者が取る行動と勝組が取る行動が出鱈目に混ざっているので興味深いです。

ではまず、1つ目の格言の当てはまる事例を紹介します。
【限りなく0%に近いことは1%起こるかもしれないではなく、絶対に起こらない!】

ギャンブルに負ける人は、まず起こりえないことを、もしかしたら起こるかもしれないと思っています。
自分に都合の良いことに関しては、起こる確率が0.1%も無いことでも起こるかもしれないと思っているのに、
逆に都合悪いことに関しては、失敗する可能性が10%くらいあることでも、絶対失敗しないと思っていたりします。

一番わかりやすい例は宝くじで、宝くじの1等が当たる可能性はとてつもなく低いです。
宝くじの1等が当たる確率よりも、宝くじを買いに行く途中で交通事故にあって亡くなる確率の方が高いということを知ってから、私は宝くじを買いたいとは一切思わなくなりました。

0%ではないのだから、当たるかもしれないと思って買うのは個人の自由です。
それを夢見ることで楽しめるのなら否定はしませんが、宝くじを買いに行く時の、行き帰りの交通事故には、くれぐれも気を付けてください。

2つ目の格言も本当によく当てはまるんですが、こちらはパチンコを例にして説明します。
【人生における大抵のことは短期目線で考えると負けるようになっていて、長期目線で考えると勝てるようになっている】

世の中のほぼ全ての人間が、出来るだけ早く結果が欲しいと思っています。
これは何も失敗する人だけではなく、成功者でも当然できるだけ早く成功したいと思っています。
待つのが好きでしょうがないという人はいないので当たり前ですが、成功する人と失敗する人の差は、実はほんのちょっとの差しかないんです。
何が何でも今すぐの成功を欲しがっていたのを、ほんの少しだけ長期目線で考えられるようになるだけで、人生は相当イージーモードになります。

パチンコでは特殊景品という現金に交換できる景品と交換するのに必要な出玉数は275玉とか300玉とか決まっていて、それ以下の出玉(端玉といいます)はお菓子などに交換されます。
ギャンブラーはお菓子が欲しくてパチンコを打っているわけではないので、本当は全ての玉を特殊景品(つまり現金です)に変えて欲しいと思っています。
要は、パチンコでは端数切捨てにされるわけですね。

そもそもこの時点で相当分が悪い話なのですが、さらに凶悪なのは交換率というものがあり、手数料のようなものを取られます。

パチンコ玉は今は1円パチンコなども多いですが、元々は1玉4円なので1000円で250玉借ります。それなのに、交換するときは275玉ないと交換してもらえません。
この交換率は店によって違うのですが、まぁ大体10%くらいは取られます。

手数料10%は相当エグイ世界ですよね?
もしATMで1万円お金をおろして手数料10%取られて9000円しか引き出せなかったら誰もATMを使わなくなりますよね。
それほどとんでもない制度なんですが、この業界では等価交換と言われる250玉で交換可能とすること自体が禁止されてたりします。
相当ヤバイ世界ですよね。

さて、この圧倒的に不条理極まりない制度に対する神制度(?)があるんですが、それが貯玉というものです。
今では、どこのパチンコ店でも貯玉という制度があり、出玉をすぐに現金に交換するのではなくカードに保存しておくことができます。
今回の端玉、次回の端玉、次々回の端玉などを合計して、275玉を超えてから換金すれば、
端玉分もお菓子ではなく現金に交換できるというわけです。

また、当然ですがパチンコは毎回すぐに大当たりが引けるわけではないので、出玉を得るまでにはそれ相応のお金を投入して玉を借りて打ち続けないといけないです。
(返ってくる保証もないところに平然とお金を出せるという、この考え方自体は勝ち組の行動に通じるものがあるので、ギャンブラーは行動を間違えなければ成功する素質はあるんですけどね)

ここで、もし前回貯玉をしていれば、現金を使うのではなく、たまった貯玉を使用して打つことができるので、大当たりを引くまでに現金を使う必要がありません。
つまり貯玉を使うことで、もし現金に交換していたらかかっていた約10%の手数料を払わずに済むわけです。

貯玉を利用すれば、端玉分も次回に使用できるし手数料も取られないので、ここまで聞いたら貯玉しない理由はないですよね?
しかし、現実はというと、貯玉している人はかなり少ないです。
何故かと言うと、みんな短期的にしか考えておらず、今すぐ現金が欲しいからです。

もし、次回最初に大当たりするまでに必要な金額分の貯玉は換金せず取っておくという手法を取った場合どうなるでしょうか?
結論:多くの人は、換金するという至福の瞬間を一度も味わうことなく貯玉が尽きることでしょう。

たった1%や2%しかもらえないようなポイントカードでもみんな作るのに、10%以上の還元が約束されている貯玉カードはみんな作らないんです。

ギャンブルをやる人は現実が見えてないという意見もよく聞きますが、実際はそういう人は少なく、多くの人は長期的にやっていればほぼ確実に負けるということを知っているんです。
物凄くよく現実を理解しているのに、気づいていないフリをしているだけです。
結論として、ギャンブルを少し長期的に考えたら、やらないのが最強ということは誰でも知っています。

あと、これはFXや仮想通貨とかにも良く当てはまるんですが、半年くらいトータルで見ても勝っているから自分は才能があると思い込む人(はい、昔の私のことです)もいます。
才能あるかもと思い込むのは、最低でも数年勝ててからにしてください。
半年なんてギャンブルや投資の世界では中期に入るかどうかもわからないような期間です。

たまたまの運だけで半年くらい勝てるのは、確かに確率としては低いですが、無視して良いような限りなく低い確率ではありません。
昔、GFF(グフフ)さんという有名なトレーダーがいたのですが、この方はFXで10万円を3ヶ月でなんと6億円にしました。

GFFさんは動画生配信をしていたので一躍有名になったのですが、この超凄腕トレーダーがその後どうなったかというと、
その後負けが続き、最終的には1年も持たず資産30万円まで減らし引退しました。

これを聞くと自分なら1億まで減ったときに辞めているとか言う人がいるんですが、冷静に考えてみてください。本当に辞められると思っていますか?
だって10万円から億の資産を築いたんですよ?
もう少し耐えれば価格が戻る可能性も十分あるし、普通に考えてこんな美味しい話辞められるわけないですよね?

ここで辞めることができる人は、まず間違いなく最初からギャンブルには手を出さない人です。
これはギャンブルくらいでしか使い道のない格言ですが、3つ目の格言は【ギャンブルは勝ちがほぼ0になるまで辞められない】です。

最後に、ここまで言っておきながら私は今でもギャンブルが好きで、たまにパチンコも打ったりします。
もちろん貯玉なんてせず全玉交換しています(笑)
ただし、これだけは言っておきますが、勝てるなんてこれっぽっちも思っていません。
投入したお金は二度と返って来ないと思って打っています。

今現在、私がパチンコを打つ理由は、お金を増やすためではありません。
15年以上、命がけと言っても過言ではないくらいの情熱をもってやってきたので、今でもパチンコを打つと色々感じるものがあるんです。

ギャンブル依存症の人がギャンブルをする理由は、お金を増やすためなので、お金が減るというのを十分理解した上で気分転換として打つなら、パチンコもたまには良いと思いますよ。
ただ、気分転換にしてはあまりにも高すぎますし、やっぱりやるからには勝ちたくなってしまうので、ホントにごくたまにしか行かないですが(笑)
パチンコに行くときは、フランス料理でも食べに行ったつもりで行きましょう。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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