こんにちは、ディーターです。
今回は給料を優先するべきか人情を優先するべきかというテーマを解説させて頂きます。
前回、人生論のようなものを語ったのでまたそういう話か。と思う方もいるかもしれないですが、今回は違います。仕事で収入をアップさせるのが目的のテーマです。
今より収入が上がる仕事はあるけど今の会社にも恩があって辞めるとは言いにくい、という意見を持っている人も多いと思います。そのような時にどうすべきかについて回答します。
これに対しては結論だけを先に言うと、
情のために仕事を続けるのは間違っています。
となります。
ただしこれは決して「情は必要ない」と言っているわけではないので間違えないでください。
解説させて頂きます。
仕事においても思いやりや人情は物凄く大切です。
はっきり言って、技術そのものよりもそちらの方が大切だと思っています。
1円のお金にもならないことをしていたら、困ったときに助けてもらえたり、報酬をアップしてもらえたり、新しい仕事を紹介してもらえたりなど、目先のお金以上のものが返ってくることは良くあります。
良くありますどころではなく、何の意味も無く誰の得にもならないことをしているのではない限り、何も返って来ないことの方が少ないです。
では何故、情のために仕事を続けるべきではないかというと、給料と恩や人情は天秤にかけるものでは無いからです。
そもそも比較すること自体が間違っています。
どのくらい間違っているかと言うと「私と仕事どっちが大事なの?」と同じくらい間違った比較です。
基本的に仕事をするのはお金を稼ぐためです。
そして、どんな人だろうと安い金額より高い金額をもらいたいと思っています。そんなのは当たり前です。
ですから会社のために自分自身を犠牲にしてはいけません。
そしてもう一つ間違っていることがあります。
自分がいなくなったら会社に迷惑がかかるので申し訳ないという考え方です。
自分がいなくなったら仕事が回らなくなるなんて、そんな思い上がりは今すぐ捨ててください。
仕事においてはあなたの代わりなんていくらでもいます。
それはあなたがどれだけ優秀であったとしてもです。
世界一の経営者と言われてあなたは誰を思いうかべるでしょうか?
イーロン・マスクですか?ビル・ゲイツですか?
こういう質問があったら必ず候補の1人に挙がってくるのがAppleの創業者スティーブ・ジョブズだと思います。そう、iPhoneの生みの親です。
誰もが認める天才経営者の1人スティーブ・ジョブズが亡くなってからもう何年も経ちました。
スティーブ・ジョブズの代わりが務まる人間なんてこの世にいません。
Appleにとってはこれ以上ない損失だったはずです。
ですが、結果はどうでしょうか?
Appleは世界一の企業として、その後も成績を伸ばし続けています。
自分がいなくなったら困ると思っている方、あなたはスティーブ・ジョブズ以上の人間でしょうか?
あなたが会社を辞めたら一時的に忙しくなることはあるでしょう。でもそんなのは一瞬だけで、すぐにあなたなんていなくても会社は回るようになります。
仕事においてあなたがどれだけ優秀だろうと代わりなんていくらでもいます、それがビジネスというものです。
あなたなんかいなくても誰も困りませんと言いましたが、これはビジネスにおいてはですからね?
プライベートではこれと真逆ですからね?
逆にプライベートでは、もし仮にどれだけあなたが能力のない人間であったとしても、あなたの代わりになる人間はどこにもいません。
もし自分の周りには誰もいないと思っていたとしても、あなたがいなくなったら悲しむ人が必ずいます。
それに対してビジネスにおいては、どれほど優秀な人であっても(たとえ社長であっても)会社というもののための一つの駒に過ぎないので忘れないでください。
ビジネスとプライベートを混同しないようにしましょう。
もしあなたが転職することを伝えたら、もしかしたら一度は引き止められるかもしれませんが、最終的には暖かく送り出してくれることでしょう。
いくらあなたの代わりはいるからと言っても、会社にとっては新しい人材を募集したり教育したりでお金も時間もかかるので、引き止めるのは当然でしょう。
でももし絶対に転職させないなどと言うことを言われたら、その会社はかなり悪質です。
転職というのは数少ない収入を増やす方法の一つであり、それをあなたから奪う権利は誰にもないはずです。
一つの会社で昇給することによって高い報酬を得られるようになるまでにはかなり時間がかかります。もしもっと早く高収入を得られるようになりたかったら転職か副業をするしかありません。
私は以前の自分から見たら既に十分過ぎる報酬を頂いていましたが、昨年も転職し、数万円ではありますが報酬が上がりました。
それは、あんたにとってはもうキャリアなんて全然関係ない状態だし、家族もいないからだろう!と思われるかもしれません。
はい、その通りです。でも素晴らしいキャリアがある人であっても、養っていく家族がいる人であっても、それで収入が増えるなら全然問題なくないですか?
転職して収入が無くなって路頭に迷ったら確かにそれは問題ですが、ほぼ確実に不採用にならないように準備をしっかりして、給料が上がることもしっかり確かめ、最悪想定外のことが起こったときにはどうするかなども考えておけば何の問題もないはずです。
闇雲に何も考えず転職するのは危険極まりないですが、しっかり考えた上で転職して給料が上がったら家族も喜ぶはずです。
ここまで、仕事はどんどん辞めて良いんだということを話してきましたが、辞め方だけは大切なので補足させて頂きます。
もし今の会社がブラックだったとしても、人の気持ちを逆撫でするような辞め方は絶対だめです。
もしどうしても人がいないから1,2ヶ月だけ待って欲しいと言われたら、そこは譲歩するなどもありだと思います。
会社に悪いからではなく、喧嘩別れのような形になったらあなたにとって嫌な思い出として残ってしまうからです。
社会人になったらまずありえないとは思いますが、若いアルバイトとかでは、音信不通になってそのままいなくなることもたまにあるので、もしかしたら経験がある人もいるかもしれません。
そういうのは将来絶対後悔するはずなので、別れるときこそ義理を通して気持ちよく別れるようにしましょう。
ただ、そのままダラダラと1,2年働き続けたりして、やっぱりもう転職しなくても良いかと思ってしまったら、せっかくの決意が台無しなので気を付けてください。
今回の内容は転職のススメみたいにとられてしまうかもしれませんが、しっかりとした準備と色々な可能性を考えた上での転職だったら正直おすすめだと思っています。
恋愛や結婚だって以前は本当に愛し合っていた二人でも別れてしまうことも多いわけですよね?
それなのに、最初に入った会社が一生を捧げる価値のある会社という可能性は一体どれくらいあるでしょうか?
お前が恋愛や結婚について語るな!と言われそうなので、今回はこの辺で終わります。
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。