【100】偽善者の末路!

こんにちは、ディーターです。

今回は偽善者が最終的にどうなるかというテーマです。

おそらく、偽善は良くないとか後で痛い目に遭うなどと言った意見が多いと思うので、今回は末路という一見悲惨なタイトルにしてみましたが、今回はネガティブな話ではありません。
結論から言うとその真逆で、偽善は大賛成だということを、今回も主観マシマシで借金1,000万円返済中のミニチュアダックスフンドが解説させて頂きます。

どういうことかと言うと、まず偽善者には2種類のタイプがいます。
中途半端な偽善者徹底的な偽善者です。
このうち、一方は悲惨な末路を送ることになる可能性が高いですが、もう一方は幸せな末路を送ることになる可能性が高いです。
悲惨な末路を送ることになりそうなのはどちらのタイプだと思いますか?

もしかしたら、響きからしてヤバいのは徹底的な偽善者の方だと思う人もいるかもしれませんが、反対です。
危険なのは中途半端な偽善者で、徹底的な偽善者は、上手く行く可能性が高いです。

前回、自分はお金が好きだということは大いに認めた方が良いけど、お金が好きなことは徹底的に隠した方が良いと言いました。
今回の話はその補足のようなものです。

ではまず、悲惨な末路を迎えることになる可能性が高い、中途半端な偽善者とはどんな人かというと、多くの人がイメージするいわゆる偽善者です。
口ではすぐに「あなたのため、あなたのため」と言っていますが、ふたを開けてみれば自分のお金のためなのが明らかなパターンとかですね。
何故中途半端なのかというと、こういった人は偽善者であることを隠しているつもりなのかもしれないですが、実際の言動などから本心ではないことが見え見えだからです。
隠しているつもりというか、はっきり言って隠す気がないようにしか思えません。

世の中には素晴らしい政治家の方もたくさんいるとは思うのですが、批判されてしまう多くの政治家の方などがこのタイプですね。
本気で隠す気があるなら、そんなに何度も何度も国民のためとばかり言ってたら逆に嘘くさく感じられてしまうんじゃないかと気づくでしょうし、あまりにも大袈裟な態度は取らないだろうと誰でも気づくでしょう。

それに対して、徹底的な偽善者は、文字通り徹底的に善い人に見えるように行動します。
それこそ本心を知っている人が見ても騙されてしまうくらい徹底的にです。

「でも、どちらにしても結局人を騙して自分の利益のためにやってるんだから同じじゃないの?」と思う人がいるかもしれません。

そういう人には偽善者になるべきだと言っていた、私の高校時代の教師の言葉を贈ります。

「確かに本当に善い人になれたら素晴らしいことだけど、それができないなら偽善者になりなさい
あなたが本心から善い行いをしていても、偽善で善い行いをしていても、やる行動自体は同じでしょ?

例えば寄付をしたり、ボランティアで誰かの手伝いをしたりなどという行動をするとき、それがもし人から良い評価を得たいからという目的だったとしても、あからさまに「してやってるんだ」というような態度でやらない限りは、される側としては嬉しいはずです。
してもらう立場からは、本当に善意でしてくれているか、ただ好感度を上げるためだけにやってるかの区別がつきません

高校受験とかで内申点の評価を上げるために、ボランティア活動をするというのはよくある例だと思いますが、ボランティアされた側だけでなく、評価する側としても、ボランティア活動をしていたという結果しか見ることができないので、心優しい生徒なんだと判断するしかありません。
本当にボランティア精神に溢れた心優しい生徒ばかりだったら、今の日本がもっと凄いことになっていたはずなので、残念ながら評価を上げる目的のためだけにやっていた人もたくさんいたはずだというのが事実でしょう。
ということで、偽善で人を騙して自分の評価を上げ、お金などをだまし取ったらそれはただの詐欺ですが、そうではなくただ自分の評価を上げるためだけが目的なら、偽善は良くないなどと言って何もしない人よりも遥かに良いということは知って欲しいです。

そして、ここからはさらに凄い偽善の効果なのですが、自分の評価を上げるために偽善の行動を取り、それを徹底的に隠すということを繰り返しているとどうなるでしょうか?
なんと驚くべきことに、偽りで固めた嘘の行動が、その内本当になってくるんです。
例え偽善の行動であっても、それを徹底的に隠して、善い人のように振舞った場合、大抵の人はありがとうと言ってくれたり感謝してくれます。

ありがとうと言われて気分が悪くなる人はいないので、言われた方も嬉しくなります。
すると、最初は面倒くさいなぁと思いながら自分のためだけにやっていた行動かもしれませんが、そのうち、そんなに喜んでくれるなら人のために何かするのも悪くないなぁと思えてきます。
最初は人を騙していたはずなのに、そのうち自分の行動に自分が騙されて行ってしまうわけですね。

私がこの偽善の効果に気づいたのは、人に嫌われたくないと思って自分の願望をあえて一度放棄したときです。

私は本当に性格が悪く、自分のためにならないことなど一切しませんでしたし、他人の幸せなどどうでもいいと思っていました。むしろ他人は自分よりも不幸でいて欲しいと思っていたくらいですから、それは嫌われるに決まってますよね(笑)

人のために何かするという人がいるとホントに偽善者にしか思えず、自分が幸せになりたいのに、どうして自分の利益が減るような行動を取る人がいるのかが1ミリも理解できませんでした。
ですから、人から嫌われたくないという想いはずっとあったものの、偽善をするという選択肢すら浮かびませんでした。

そんな人間でも、何かの拍子に、たった一度でも偽善で人のためになる行動をすると、偽善もありかもしれないと思うようになるものです。
先ほども言ったように、偽善であろうと本気であろうと、される側にとっては同じなので、お返しとして自然と優しくしてくれたり、自分のためを思って行動してくれることが多くなります。
自分を第一に優先して行動すると、相手からは嫌われ相手も自分のことを優先して考えるようになって結果的に全て上手く行かなくなります。
逆に自分より相手を優先して行動すると、相手も自分のことより相手のことを大切にしてくれるので、今度は全てが上手く行きやすくなります。もちろん100%必ずではありませんが、かなり高い確率でです。

これが私が偽善者になった方が良いと強くおすすめする理由です。
人間誰しも自分が大事なのは当たり前なので、どんなときでも常に相手優先で行動するというのは難しいと思いますが、可能なときだけでも全力で偽善者を演じてみることをお勧めします。
愛もお金も幸せも、信じられないくらいあなたに近づいてきてくれるはずです。

では最後に今回の話のまとめですが、
偽善者というと偽りの行動なので、悪いイメージがあると思いますし、それこそ罰が当たりそうな気がするかもしれません。
確かに言ってることとやってることが真逆だったり、誰がどうみても口から出まかせを言っているだけの中途半端偽善者は、上手く行かないことが多いでしょう。
でも、本心を徹底的に隠してやる偽善だったら話は別です。
助けてもらう側からしたら本心なのか偽善なのかの区別はつかないので、本当に優しい人として感謝される場合が多いです。
そして偽善のもう一つの効果は、人を騙していたつもりが善い行いをしている内に自分自身が騙されてしまって、最初は偽善者だったのにそのうち偽りじゃなくなってしまうことです。
そうなったら本当にただの善い人ですから、信じられないくらい人生が良くなって行くはずです。
ですから、生まれつき私は聖人ですという方以外は偽善者になることを強くおすすめします。
愛もお金も幸せも、全ては偽善から始まると言っても過言ではないかもしれませんよ?

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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