【104】弱い犬ほどよく吠える

こんにちは、ディーターです。

今回は「弱い犬ほどよく吠える」という、誰もが知っているであろうことわざについて、深堀りして見て行きたいと思います。

おそらく、このことわざを一度も聞いたことがないという人は世の中にいないと思うんですが、自分が弱い犬に成り下がっているのにそのことに全然気づいていない人がたくさんいるので、今回は敢えて取り上げて解説させて頂きたいと思います。

「弱い犬ほどよく吠える」とは、文字通り自分に自信のない臆病な犬ほどよく吠え、逆に強い犬は怖がる必要がないので滅多に吠えないということです。個々の性格によるところも大きいですが、一般的に大型犬よりも小型犬の方が吠えやすいです。

私は借金1,000万円返済中のミニチュアダックスフンドという体でやらせてもらっていますが、ダックスはまさしく小型犬。
そうです、よく吠えます。
他の犬よりも優れた能力をもっているわけでもなく、体も小さいので、普通に戦ったらほぼ勝ち目がありません。ですから自分に自信がないというわけです。
ハスキーとダックスが力勝負をしたら、どちらが強いかなんて考えるまでもないでしょう。
こいつは弱いと思われて勝負を挑まれたら困るので、吠えて強そうに見せるしかありません。

そんなに頭のよくない犬としては、生き残るためにはこうするしかないのですが、残念ながら人間でありながら同じことをしてしまう人がいます。
つまり自分に自信のない人は、すぐに自慢をしたりして自分を強く見せたり、ちょっと間違えたり失敗したりした人を徹底的に批判して、自分よりも弱い人間であるかのように主張します。

「弱い犬ほどよく吠える」これほど分かりやすいことわざがあるのに、SNSなどでは永遠に自慢や批判が無くならないというのがホントに不思議です。

SNSなどで批判コメントをしたり、誹謗中傷したりしている人は「私は自分に自信がありません、臆病な人間です!」と全力で自己紹介をしているってことです。
どうか気づいて欲しいなと思います。

自分のことを良く分かっている人は、自分の長所も短所も知っています。
そういう人は、短所もよく熟知していますが、長所もあることを理解しているので、不安だけではなく自信も持っています。
そのため何もおびえる必要がなく、滅多なことでは人を威嚇したり他人を批判したりしません。

それに対して、何か少しでも間違っていることを見つけると指摘しなければ気が済まないような人っていますよね?
暴言を吐いたりはしなかったものの、以前の私もまさにそのタイプで、人の粗探しばかりしていました。
おそらくこういう人は、間違ったことを言っている人を叩きのめさないときが済まないか、間違いに気づける自分は優秀だと思っているかだと思います。

ただ、周りからは決して優秀などと思われていないということに気づいて欲しいです。
自分に自信がないから怖くて怖くてしょうがないんだなぁと思われていますよ?
まさに大型犬の前で怯えている小型犬に対して思うように、「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ、よしよし。」としたくなります。

もちろん、間違っていることに気づきながら間違ったまま進むのが良いわけはないので、当然間違っていることは指摘する必要はありますが、指摘する場合は必ず嫌味にならないように指摘します。
相手を攻撃して恥をかかせても誰も得しないことは確かなので、ドヤ顔で間違いを指摘してしまう人は気を付けてください。

他にも、弱い犬は態度もデカくなってしまいます。
例えば、お店の店員さんに対して物凄く偉そうな態度になってしまう人とかもいますよね?

こういう場面を見ると物凄く可哀そうに思えてくるので本当に辞めて欲しいです。
もちろんですが、可哀そうなのは店員さんがではなく、偉そうな態度をとってしまう人がです。

おそらく普段誰からも尊敬されず、あまり気を遣って優しくしてもらう場面もないので、威張っても良いと思える場面では最大限に威張りたいのだと思います。
食べ放題に来たら限界まで食べないともったいないと思う人みたいに、自分が客の立場では威張りつくさないともったいないと思っているのかもしれません。
こういう人も本当によしよししてあげたくなります。

自分に自信がなく余裕がない人は他人に優しくしてあげることができません。
人の上に立つ人、社長さんや芸能人や反社会勢力の人なんかもそうですが、一見わがままで店員さんに全然敬意なんて払わないかと思うかもしれませんが、とんでもありません。
ほとんどの人は丁寧に敬語でお願いし、わざわざ自分を大きく見せようとすることは絶対にしません

今回はいつもとちょっと違うテーマを取り上げさせて頂きましたが、なぜ今回このようなテーマを取り上げたかというと、横柄な態度を取る人はあらゆる場面で損をしているからです。

中には人によって態度を分けてて、お店の店員には気を遣わないけど仕事の上司などには物凄く気を遣っている。だから気を抜ける場所、自分が客のときとか部下が相手のときは気を抜かないとやってられないと思う人もいるかもしれません。

でもこれは間違いで、そういう態度はみんなが見ていますし、本人は完全に使い分けているつもりでも人間はそんなに完璧にできていません。
人によって態度を使い分けている人と、誰にでも気を遣う人の違いは、気づかないところで行動などに現れてしまいます。

結果的にそういう人はみんなから嫌われてしまい、損をすることになります。
こういうことを言うと、分かっているけど我慢できない、などという人がいるかもしれませんが、それは勘違いです。明らかに分かっていません。
分かっていたらするわけがありません。
ワンワン吠えても周りの人からバカにされるだけなんですよ?
自分からわざわざバカにしてくれという行動を取る人なんていません。
人前で怒鳴り散らかす人は自分が可愛そうな目で見られていることに気が付いていません。

あと、このことわざを知っていることによるもう一つの恩恵として、自分の自慢ばかりしている人や他人の批判ばかりしている人を見てもあまりイライラしてこなくなるというのがあります。
今までだったら、そういう人を見るとイラっとしてしまったかもしれませんが、このことを知ると、ワンワン吠えている人は、自分に自信がなくて不安で不安でしょうがないんだから許してあげようと思えるようになってきます(笑)

ということで今回は、「弱い犬ほどよく吠える」という誰もが知っているであろうことわざを取り上げさせて頂きました。
まさしく文字通りの意味ですが、自分の自慢ばかりしたり人の言動に批判的な意見ばかり述べたりしている人はまさに弱い犬です。
自分から弱い人間であると自己紹介しています。
このことを理解すると、どんなにおかしいと思うことがあったり、イラっとすることがあったとしても、必要以上に他人に攻撃しようとする気は起らなくなります。
ですから、今後自分が吠えないようにするだけじゃなく、是非この教訓を使って、吠えてる人を許してあげてください。
多分あまりイライラしなくなるはずです。
きっと、ああ、この人は自分に自信がないんだ、よしよししてあげよう。と思えてくるはずです。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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