【17】 人類最大の発明!複利の威力を知る

こんにちは、ディーターです。

前回前々回と借金の話が続いてしまいダークすぎると言われてしまいそうなので、一旦借金の話から少し離れて、金利・利回りというものに注目してみたいと思います。
金利というものは借金から完全には切り離せないテーマですが、投資においてもとても重要な考え方なので是非知っておいて欲しいと思います。

今回の話を知れば、投資でより大きな成果を出す方法がわかります。
また、詐欺的な商品や極めてリスクの高い商品に投資する可能性がかなり減るでしょう。

ということで今回のテーマの結論だけ先に言っておきます。
・複利というものは、期間と金額が大きくなればなるほどとてつもない威力を発揮する
・年利5%、年利20%という数字がどういう数字か知る必要がある
です。

ではまず、複利という言葉はわかりますよね?
もし毎年確実に1%ずつ利回りがあるという投資商品があったとして、この商品を1万円分買ったとします。
すると1年後には100円の利息がついて1万100円になるけど、2年後には1万100円の1%つまり101円の利息がついて1万201円になるというものです。
これだと金額も利回りも低過ぎてあまり実感がわかないと思うので現実的な数字で見てみます。

以前、優良な投資信託の利回りは5%くらいと言いました。過去の実績では年利が5%~7%くらい、順調な時期なら年利9%くらいあったりもしますが、自分が得する情報に関しては控えめに見ておいた方が良いので年利5%くらいと思ってください。
つまりもし100万円を投資していたら105万円になるくらいのイメージです。

これを聞いてどう思うでしょうか?
これでもおそらく多くの方は全然増えないじゃないかと思うのではないでしょうか?
その通りです。全然増えません。

投資は時間をかけることで効果を発揮するもので、たった1年ではそこまで大きな効果は期待できません。
短期間でお金が何倍にもなるなどというような話は完全に夢物語なので忘れてください。

ただし、長期間行った場合の複利のチカラというものは恐ろしいものです。
投資の情報に詳しい方なら聞いたことがあるかもしれませんが、あの天才アインシュタインが「人類最大の発明は複利である」と言ったくらいです。

そこで100万円を年利5%の複利で運用した場合、15年後にいくらになっているか計算してみましょう。
100×1.05の15乗で計算結果は約208万円です。
今度は約2倍になりました。
2倍になったのは確かに効果はありますけど、でも15年もかけて2倍では少し物足りないですよね?

何しろ、15年という年月はかなり長い期間ですからそう思うのも当然です。
生まれたばかりの赤ちゃんが高校生になるかというくらいの期間ですからね。
人生は何歳からでも変えられるということを知ってもらうのが私の発信する目的で、その趣旨と真逆の発言になってしまいますが、ここはあえて正直に言います。
ちょっと大袈裟に言うと高校生くらいまでで、その人の生き方の3分の1くらいは決まってしまいます。
まだ大人にもなっていない年齢なので、半分というのは流石に言い過ぎだと思いますが、半分まで行かないまでもかなり多くのことが決まってしまう年齢です。

高校生までの時点で運動してこなかった人がその後プロスポーツ選手として生きていくことはほぼ不可能でしょうし、好きなものや嫌いなものの好みなどもこの年齢までにはかなり決まってしまっています。
その後の経験などによって、今まであんなに好きだったのに一切興味が無くなったとか、逆に大嫌いだったものが大好きになったということももちろんありますが、そのまま一生変わらないものも多いというのが現実です。
私もこれだけ人間性が変わったと言っていますが、それでも全く変わっていない部分もたくさんあるなぁと良く感じます。

話がそれましたが、15年と言う年月はそれほどとてつもなく長い期間です。
これは金額が少ないからそう感じたのであって、もし貯金して1000万円のお金を投資したのなら、2倍になるだけで何もしないで1000万円のお金が増えるわけですからね。
1000万円も投資するなんて無理と思うかもしれないですが、毎月数万円の積立投資とかでも続けていれば1000万円を超える金額になります。

複利は期間が長ければ長いほど、そして金額が大きければ大きいほど、とんでもない威力を発揮します。
では、その力を一番上手く使っている例を紹介します。
上手くというか最早暴力的です。
そうです、金貸しです。
今から、金貸し業者がいかにえげつないことをしているかを暴露します。

クレジットカードや消費者金融の利子は大体15%~18%くらいなので、今回は18%の年利とします。借金500万円あって利子が18%の場合、15年後の借金額はどうなっているでしょうか?
500×1.18の15乗で計算結果は約6,000万円です。
これは追加の借金が1円もないのにも関わらずですよ?
ではここからさらに4年間放置することにしましょう。
今度はそこまで長くないたった4年です。
500×1.18の19乗で計算結果は約1億1,600万円です。
ついに1億の大台を超えました。
一生頑張って働いてもおそらく多くの人が見ることがない金額1億円ですよ?
業者がやったことは、ただ500万円貸して何もせず待っていただけです。
一度大きな借金を作ったら利子がある状態で返済するのはほぼ不可能に近いレベルだということがよく分かってもらえたと思います。

利子と言うのはそれほど絶大な力を持っているので
キリスト教やイスラム教のような宗教の世界でも、お金を貸すときに利子を取ることはタブーとされています。
お金を貸すのだから利子を貰う権利があると言えば確かにそうかもしれないですが、宗教でもするべきではないという行為をしているということは自覚しておいて頂きたいです。

複利のヤバさを分かって頂けたでしょうか?
複利は金額が大きくなると物凄い力を発揮すると言う例を簡単にご紹介させて頂きましたが、みなさんには借金ではなく投資で複利効果というものを実感して貰いたいです。

さて、ここで世界最高の投資家の話をさせて頂こうと思います。世界最高の投資家と言われているウォーレン・バフェットの投資の利回りは年利約20%ほどです。
前にも少し触れましたが年利20%というのはお金を貸すときに法律で禁止されるかどうかのギリギリのラインです。
世界一の投資家と言われるのも納得ですね。

この世で1,2を争うような優秀な投資信託が控えめに言って年利5%ほど、世界一の投資家が年利20%ほどです。この数字だけは覚えてください。
うろ覚えではなく確実に暗記してください。
えーと、20%くらいだったかな?ではダメです。自信を持って即答できるようにしてください。
私が発信したい情報は頑張らなくて良い方法なので、ただの数字を丸暗記してくださいなんていうことは今後ほぼないと思います。

では、なぜここまで絶対に覚えてくださいと言うのかというと、この数字を知っていれば多くの詐欺に引っかからなくなるからです。
世界一の投資家が年利20%なんだから年利30%なんて詐欺に決まっていると、話を聞く前から分かります。騙されるはずがありません。

どうせ年利30%行く人も稀にいるとか、最初の1年目だけは年利30%とかそんな感じだろうと予想ができると思います。
世界一の投資家が論文が書けるくらいに会社のことを調べ尽くしてたどり着いた、利回りの限界と言って良い数字が年利20%なのだから、安定的に年利20%を超えるなんて無理に決まっている、というか年利10%でも相当怪しいということはわかるでしょう。
もし安定的に年利10%を出し続けられるなら、誰も投資信託なんて買いませんから。

もちろんリスクが相当高い取引なら年利20%を超える可能性はありますよ。
FXのトレーダー上位ランキングとかを見ると月利10%くらいあります。
年利じゃなくて月利ですよ?
こんなの誰もができるわけないし、できたとしてもずっと続くわけがないことはわかりますよね?
もっと言えばFXとかで価格が高騰するような場面なら1日で資産を2倍にすることだってできます。
もっと言えばカジノとかなら数秒で資産2倍になることだって珍しくないです。
つまりはギャンブルだということですね。

結論として年利20%という数字は投資とギャンブルの境界線と思っても良いと思います。
年利20%以上の利回りは確実にギャンブルですが、年利10%以上のものもほぼギャンブルだと思って間違いないです。
内容なんて聞くまでもありません

年利5%なんかじゃ増えても全然嬉しくないから、ギャンブルだと分かっているけどやりたいというのならイチかバチかに賭ける人生を否定はしません。

ただ、イチかバチかに賭けなくても人生は逆転できるのだから、ギャンブルをするのはそれをやってからでも良いんじゃないですか?
それしか方法が無いと思うからギャンブルをするのであって、そんなことしなくてもお金が稼げるなら誰もそんなリスクは負わないですよね?

ということで、これからも人生逆転できる方法を発信して行きたいと思います。

では最後に今回の話をまとめます。

・投資できる金額をできるだけ多くして、できるだけ長期間投資することで複利効果を最大限に活用しましょう。
・年利20%以上の話は確実にギャンブルか詐欺であり、年利5%~20%のものも高確率でギャンブルである。
です。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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