【15】 債務整理とは?リボ払い、ダメ、ゼッタイ!

こんにちは、ディーターです。

前回は、有益な情報を発信されている配信者の方を、たくさんご紹介させて頂きました。
ホントに皆様素晴らしい情報ばかりなのですが、そんな中で唯一私にしか解説できないことがありました。
それは借金への対応方法です(笑)

そんな情報知りたくもないかもしれないですが、知っておくだけで心に余裕ができると思いますし、その必要もない場合は教養としてご覧頂けたらと思います。

まず私の現在の状況ですが、任意整理を行い借金を返済中で総資産はマイナス500万円ほどになりました。

任意整理とは何かと言いますと債務整理の一種です。
借金を抱えた場合にとる行動は、普通に返済する、踏み倒す、以外に債務整理として以下の3つの方法があります。
それが
・自己破産
・個人再生
・任意整理

と言うものです。

自己破産はよく聞くと思いますが、借金が全て免除されるというもので、一番強力な方法です。
個人再生とは、借金の全額返済が難しいことを説明し、返済可能な額の返済だけで良いということを裁判所に認めてもらう方法です。
任意整理とは、専門家を通して返済金額や期間等の約束を結ぶ方法です。この場合は基本的に借金は全額返済することになり、それまでに発生した利息も支払うことになります。

これだけ聞くと任意整理するメリットは一切ないと思うかもしれないですが、普通に返済するよりははるかに良いです。
本来なら返済期限を迎えた借金は一括で返済しなければならないものであり、裁判所に訴えられたら銀行口座を差し押さえられることもあります。
実際には銀行口座を差し押さえられることはあまりないのですが、督促状が送られて来なくなるのと分割返済ができるようになるだけでも多少のメリットはありますよね?

そして何より一番大きいのが、今までの利子は払う必要があるのですが、任意整理を行った日以降の利子は払わなくて良くなります。
私の場合借金が1000万円くらいだったので、普通に返済したら毎年200万円くらいは利子で取られます。
年利20%は金利としては違法なハズなんですが、期限を過ぎてしまうと遅延損害にあたるようなので20%くらい取られるみたいです。

任意整理の弁護士費用は一社数万円程度が相場のようですが、私の場合小さなものを含めると10社くらいから債務があったので、安くはない金額を支払いましたがこれから利子を払い続けることと比べたらどちらが良いかは比較するまでもないです。

多額の借金をしている場合などは十分検討の余地があります。
ただし任意整理であろうと債務整理をしてしまったら信用情報に傷がつきます。
いわゆるブラックリストに載るというやつで、返済が完了して5年間はローンが組めなくなるのとクレジットカードはほぼ確実に作れなくなります。

ただ、逆に言うとほぼそれだけです。信用情報というのは超秘密度の高い個人情報なので、自分で喋ったりカードの審査を申し込まない限り、他人にバレることはほぼ確実にありません。

こんなことで悩まなくてよい状態が一番に決まってますが、悩むくらいならいくらでも債務整理してください。
借金返済で悩み続けることと比べたら信用情報なんて大したものじゃなく、誰にもバレないし5年で復活してカードも作れるようになります。
自己破産と言ったらやっぱり世間の印象は悪いですが、返せない借金を負うことは誰にでもあり得ます。
お金はあっても人に迷惑をかけ続けている人より何倍も良いということを覚えておいてください。

なお、私の場合どうせギャンブルで借金を作ったんだろうと思われそうですが、確かにギャンブルも多少はしていましたが、返せないほどの借金を作った原因のほぼ100%がクレジットカードのリボ払いです。

個人的な恨みがあるというのもありますが、リボ払いという悪質極まりない制度が法律で許されているというのが本当に許せません。
リボ払いについてはみんな知っていると思いますが、カードの支払方法をリボ払い毎月1万円とかに設定しておけば、カードで10万円の買い物をしたとしても翌月のカード請求額は1万円のみになるというものです。
リボ払いは、ただの嫌なことの先送りなので、当然9万円が消えるわけではなく、債務残高9万円が残ります。こんな簡単に借金を作れました。
今はリボ払いは悪だというのは多くの人に知れ渡りましたし、ちょっと考えたらこれはマズイということは誰でもわかると思いますが、昔の私のように、知識もなく頭も悪い人間はこれ以上ない良い鴨になります。

リボ払いで幸せになった人なんてほぼ存在しないのに、不幸になる人はたくさん生み出しています。

ただ頭が悪かったというだけで多額の借金を負うことになります。
正直マルチ商法と何が違うか分かりません。

文句はいくらでも言いたいですが、結局自分の頭で考えない人間は幸せにはなれない運命になっていて、いくら文句を言っても無駄なので諦めましょう。

ではここからはリボ払いの闇をご紹介します。

もしあなたが月々1万円のリボ払いを設定したとしましょう。
毎月1万円以下のカード利用しかないのなら問題ないのですが、そうでないのなら当然債務残高が増えて行きます。
クレジットカードの債務残高が増えて行くと、リボ払いの最低支払金額が上がります。
今までは毎月1万円の支払で良かったのが2万円になったりします。

リボ払いをする人間は元々生活に余裕が無い人なので、毎月の支払が苦しくなります。どうしようもなくなってついにクレジットカードのキャッシングに手を出します。
クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠は別物なので一度キャッシングに手を出すと、それからはショッピング枠とキャッシング枠の両方を返済しないと行けなくなります。
こうなると返済は相当厳しくなるので、毎月のカード返済するために借金を繰り返すようになります。
借金の残高だけはどんどん増えて行き、カードの利用上限額に達するのはあっという間です。

その間にも毎月の支払額は確実に増えて行きます。このままだと支払が滞るので、支払を続けるために仕方なく新しいカードを作りそこでキャッシングをします。買いたいものがあるわけではなく、とにかく支払のための現金が欲しいのでショッピング枠はあり余っているのにキャッシング枠だけどんどん減ってきます。

流石に何とかしないといけないと色々調べたりするのですが、ショッピング枠で換金性の高いものを買ってすぐに売って現金にすると最悪捕まることがあるらしいのでそれもできず、どうしようかと悩みます。
そこで最悪の方法を発見します。

生活費を全てクレジットカードで支払い、毎月の給料を借金の返済に当てることにします。
この状態では借金残高と毎月の返済額の増える速度が上がるだけで、すぐに新しいカードの枠も使い切り、さらに新しいカードを作ることになります。

これがいわゆる多重債務者と言うもので、このような多重債務者を出さないために「総量規制」という制度があります。「総量規制」とは債務総額が年収の3分の1以上になる場合はお金を貸してはいけないという規則です。

総量規制があるため、いくら財産を持っていても年収の3分の1の借金がある状態でクレジットカードを申し込んだら審査に落ちるはずです。
一見よくできた規則のように思えるかもしれませんが、残念ながらこの規則はあるけどほぼ無いようなものです。

なぜなら、借金があまり無いうちに作ったカードはほぼ限度額まで使えます。
年収300万円の人でも、まだ借金がほぼない状態で限度額50万円のクレジットカードを10枚作ったら、軽く年収以上の借金ができます。
一部の会社では最新の債務状態をチェックしているようで、取引不可になったカードもありましたが、ほとんどのカードは使えました。

私は昔、総量規制があるのにどうすれば年収以上の借金を作れるんだろうと気になっていましたが、なんのことはない簡単でした。
初めてリボ払いをしてから借金500万円を作るまではホントにあっという間でした。
あと、多額の借金を作る人はどれだけ高額なものを買っているんだろうと気になっていましたが、それも大きな勘違いでした。

もちろん高額な物を買って家計が狂ったという人もたくさんいるとは思いますが、私の場合は高額なものなんて何一つ買ってませんよ?
とにかくお金が無さすぎるし、借金が増えて不安しかないので高額なものなんて買えるわけがありません。
私がカードで支払った一番高いものはたぶん家賃でした。

これで、どうすればリボ払いで借金を作れるかがよく分かったのではないでしょうか?(笑)

今回は債務整理についてとリボ払いの闇を解説させて頂きました。
笑い話として楽しんで頂けたら幸いですが、中には笑えない人もいるのではないでしょうか?

世の中には毎月の支払をリボ払いに設定したら特典が付くようなカードもあるみたいですが、
そんな僅かな特典なんかのために悪質極まりないリボ払いを設定するなんて絶対にやめてくださいね。

最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。

この記事を書いた人

30代後半、無職、借金1000万円の状態から、考え方を変えるだけで人生いくらでも大逆転できることに気づいてしまう。

現在は個人事業主として働きながら借金を返済中。
借金はまだ数百万円ある状態にも関わらず、毎日幸せを感じながら生活している。

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