こんにちは、ディーターです。
今回はNISAについて解説させて頂きたいと思います。また最後には、誰でも億り人になれる方法もご紹介させて頂きます。億り人というのは投資で億の資産を築く人のことです。
前回、投資を始める場合は生活防衛資金を作ってから始めてくださいと言いましたが、100万円~200万円の生活防衛資金を貯めないとできないのなら、投資を始められるようになる日なんて一生やって来ないよという人もいるかもしれません。
これに対しては一つだけ例外が許されます。
十分な生活防衛資金が貯まっていなくても少額の積立NISAならOKというものです。
許されるというよりも、むしろこれはやるべきものになります。
ではまずはNISAについて簡単に説明させて頂きます。
岸田首相の政策については多方面から批判の声ばかり聞こえてきますが、今年から始まった新NISAに関しては岸田首相の政策の中で唯一?と言っても良いくらい称賛の声しか聞きません。
去年から多くの方が2024年から始まる新NISAは神制度という情報を発信されていましたが、その新NISAがついに始まりました。
NISAの最大のメリットは投資で得た利益を非課税にできることです。
通常だと投資で得た利益には約20%の税金がかかります。投資で10万円の利益が出たとしても実際の利益は8万円だけだということです。それが、NISA口座で運用して得た利益に関してはどれだけ利益が出ても税金がかかりません。
投資は複利の力を最大限利用するために長期間行うのが最強だと言うことは何度も解説させて頂いていますが、月々3万円とかの投資でも長期間続けていれば元本は1,000万円を超えることになり、その結果利益は1,000万円くらい出る可能性があります。
1,000万円の20%となると200万円ですがNISA口座を使えばその200万円を支払わなくて良いということなので、これはやらない手はないですよね?
NISA自体は10年くらい前からあったのですが、今年のNISAで大きく変わった点は次の3点です。
・NISA口座は生涯利用可能となった
・生涯投資可能額が1800万円となった
・年間最大投資上限が360万円になった
今までのNISAは一般NISAと積立NISAの二種類があったのですが、もう過去のNISAの口座は作れないため詳しく解説する意味もないので、過去との違いはさらっとだけにします。
1つ目ですが、以前のNISA口座は5年とか20年とか使用可能期間の制限があったのですが、今年からは一生涯使えるようになりました。
投資期間は長ければ長いほど良いものなので、本来なら半永久的に保有して置きたいものであり、期間の制限がある方がナンセンスでした。
これでやっと本物の使える口座になりました。
2つ目ですが、以前のNISAは投資可能金額の上限が600万円とか800万円とか制限があったのですが、上限金額が1,800万円に大幅拡大されました。
もしかしたら800万円でもそれなりにあると思う方もいるかもしれないですが、老後2,000万円問題とかで自分で投資して資金を作ってくださいと言っていたにしては少な過ぎると思いませんか?
それに対して上限1,800万円あればある程度お金に余裕のある方以外は一生涯上限を気にしなくて良いのではないでしょうか?
ちなみに上限金額を撤廃してしまったらお金持ちが数億円運用しても非課税になってしまい、ますます経済格差が大きくなるので、これに対しては妥当ですよね?
3つ目ですが、以前のNISAは年間の投資上限も40万円とか120万円という制限があったのですが、年間投資上限が360万円に大幅拡大されました。
今まで使っていた人の多かった積立NISA口座では年間上限が40万円でした。
積立投資というくらいですから、毎月決まった金額を積み立てていくことを想定するものですよね?
それなのに40万円だと12で割り切れないので、多くの方が毎月33333円を積立設定していました。
私はこの話を始めて知った時に、年間上限金額を40万円に設定した人は多分私と同じくらい頭が悪いんだろうなと思いました。
年間360万円なら月々30万円です。これなら困る人はほとんどいないんじゃないでしょうか?
そもそも毎月30万円も投資できる人なんてほとんどいないと思うので上限としては十分過ぎますね。
ここまで聞いてもらえたら、確かに新NISAは岸田首相の最高の功績と言っても納得してもらえるのではないかと思います。
新NISAについてもう一点だけ追加で補足すると、新NISA口座はつみたて投資枠と成長投資枠という二つの枠にわかれていてそれぞれの枠で使える金額と購入できる商品が少し違います。
つみたて投資枠というのは積立投資専用の枠で年間投資上限120万円、生涯投資上限600万円となっていて、購入できる商品は長期投資に適した一定の投資信託のみになっています。
これに対して成長投資枠というのは年間投資上限240万円、生涯投資上限1200万円となっていて、購入できる商品は投資信託だけではなく一般の個別株やETFというものも購入できます。ただしレバレッジ商品などのような一部のリスクの高い商品は購入できないようになっています。
ETFにレバレッジ商品?やっぱり投資に関しては知識ゼロの状態から全て理解できる状態になるまでは知るべきことがたくさんありますね。
これについてもまた別の機会に解説させて頂きたいと思いますが、そんなことよりここで惑わされないで欲しいのですが、枠は2つに分かれてはいるけど別に同じものを買っても良いということです。
インデックス投資がほぼ最強の投資だということは何度も言ってきているので、どうしても成長投資枠で買ってみたいというものがあるのでなければ、枠なんて関係なくどちらもインデックスファンドを買うというので問題ないということです。
他にはつみたて投資枠でインデックスファンドを買って成長投資枠で前回少し説明した高配当ETFを買うとかでも問題ありません。
ここまででNISAの基本情報の説明が終わったので、ここからやっと戦略の解説に入れます。
基本情報の説明だけでも大分長くなってしまいましたが、戦略に関してはこんなものじゃないですよ?
NISAの戦略解説だけでおそらく論文がいくつも書けそうなくらいなので、日を空けて何度かに分けて色々な戦略を解説させて頂きたいと思います。前回の話と重なりますが投資に求めるものは人によって違うので、取るべき戦略も人によってそれぞれ異なります。
あなたにとって最適な戦略を見つけるための参考の一つにでもなれたら嬉しいなと思っています。
最後になりますが、なぜNISAに関してだけは生活防衛資金が確保できる前から少額の積立投資を初めても良いかと言うことを説明します。
その理由は、本格的に投資をするのは確かに生活防衛資金が貯まるまで我慢するべきですが、でもその間何も投資をしなかったら、あまりにも勿体なさ過ぎるからです。
それに、これが出来たらやると言っているものについては、最終的にやらずに終わってしまうことが本当に多いです。
これに対する解決策は、どんな小さなことでも良いのでまずは実際にやってみるしかありません。
月々3万円でも良いと言いましたが、月々1万円、いや1,000円でも2,000円でも良いです。
それをやってきた人とやらなかった人では本当に天と地ほど差が出ます。
金融資産100万円未満の世帯というのが30%~50%ほどあるということは100万円の貯金を作るというのがそんなに簡単なことではないということを現しています。しかもこれはある程度お金に余裕が出てくる高年齢の人も含んでいるので、若い世代で100万円持っている人はもっと少ないでしょう。
20歳から毎月たった1,000円でも投資をしてきた人と、50歳になって100万円できた状態でようやく投資を始めた人でどれだけ差がつくと思いますか?
私もこんな計算したことが無かったのでちょっと計算してみましたが恐ろしい結果が出ました。
年利5%で計算すると、20歳から70歳まで毎月1,000円を投資したAさんは70歳時点で資産が約265万円になりました。
50歳になって生活防衛資金をためることが出来たBさんは50歳から70歳まで毎月その5倍の5000円を積み立てたとします。すると70歳時点のBさんの資産は約214万円でした。
Bさんは毎月5倍もの金額を入金しているのにも関わらずAさんよりも少ないんですよ?
しかも70歳時点での投資元本は、Aさんが毎月1,000円の50年間で合計60万円なのに対してBさんは毎月5000円の20年間で合計120万円と2倍のお金を使っているのにも関わらずです。
ちなみに70歳以降はもう追加入金を辞めてしまったとしても、そのまま放置するだけで100歳時点では資産額は1,000万円を超えてしまいます。
Aさんは総額60万円の入金だけで1,000万円の資産を作ることができるのです。
これが複利の力というやつですね。
20歳から投資を始めるのは確かに簡単なことではないと思いますが、毎月1,000円ならできないことはないのではないですか?
それに、100歳まで生きられる保証ももちろんないですが、毎月1,000円総額60万円のほったらかし投資で1,000万円以上の金額になるというのはあまりにも恐ろしいですね。
私はこれを20歳の時に知らなかったのだけが本当に残念ですが、でも今からでも全然遅くありません。たった1,000円の投資でこれなんですから、もう少し金額を大きくしたらとんでもないことになるのはわかりますよね?
もし月々1万円だったら10倍の1億円です。
ちなみに、どうしてNISA口座ならOKかというと、いくら1億円のお金があったとしても2,000万円も税金払いたくないですよね?
ということで、あなたも億り人を目指してみませんか?
最後までご覧頂き、本当にありがとうございました。ディーターでした。